新作ローグライトアクション『Loot River』開発者、「ローンチをやらかした」として猛省。賛否両論を受けて今後の改善を誓う

straka.studioは5月11日、『Loot River』について、今後の改善を約束する旨を発表した。賛否両論の渦巻く本作のレビューを真摯に受け止めているようだ。

デベロッパーのstraka.studioは5月11日、『Loot River』について、今後の改善を約束する旨を発表した。賛否両論の渦巻く本作のレビューを真摯に受け止めているようだ。なお、本作の対応プラットフォームはXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)。日本語表示に対応している。

『Loot River』は、5月4日に発売された見下ろし型ローグライトアクションゲームだ。ゲームプレイには、ハック&スラッシュ要素や自動生成ダンジョンが採用されている。プレイヤーは、群がる敵をなぎ倒しながら、ダンジョンの深みを目指していく。ダンジョンとなる地下遺跡では、足場のタイルをパズルのように動かすことが可能。足場を巧みに動かしたヒット&アウェイ戦法なども可能。また、ドット絵風のグラフィックで描かれる、ダークファンタジー的な世界観も本作の魅力で、おぞましい姿をした強大なボスも登場する。


ゲームシステムやグラフィック、世界観など、魅力的な要素の詰まった本作であるが、リリース後のSteamユーザーレビューでは賛否が分かれている。具体的な批判としてはまず、アクションの性能やドロップ率などにおけるゲームバランスの悪さが挙げられる。そして、ステージやキャラクターが2D風3Dで構築されていることによる、当たり判定などの分かりにくさも、大きな問題点といえる。さらに、リリース当初には、ダッシュアクションが使いにくすぎるなどの問題点も存在した。


そして、本作が抱えている多くの問題点については、開発者も認識しているようだ。開発者は5月11日にSteamゲームページのお知らせに、想定よりも出来の悪い状態でリリースされてしまったことを認める旨を投稿している。小規模な開発態勢のなかで、十分なテストプレイができなかったため、上記のような問題点に気づけないままのリリースとなってしまったようだ。「自分達はやらかした(We messed up)」「望んでたようなローンチにはならなかった(The launch didn’t go as well as we hoped)」と、猛省している。

一方で開発者は否定的なレビューを真摯に受け止めており、Discordでのフィードバックとあわせて、本作の改善を約束している。実際、すでに複数回のアップデートがおこわなれており、改善された問題点も多く存在する。おもな修正点は以下のとおりだ。

・足場上での動作を改善
・ダッシュアクションが改善
・パリィシステムが改善
・戦闘関係のバランス調整および改善
・イージーモードでは攻略がさらに容易に
・ゲームプレイ全体での応答性の向上、バグ修正

詳細はそれぞれのパッチノートで確認できる。今後もさらなる修正・改善がおこなわれ、ゲーム全体が良い状態になるまでアップデートは止まらないそうだ。本日もアップデートが配信され、腕力(Strength)強化の効果が高まるなど、さまざまな調整がおこなわれている。


また、本作には否定的なレビューがやや多く存在するものの、長時間プレイしたユーザーからは肯定的な意見も多い。開発者としても今後の改善を通して、後半のゲーム体験をぜひすべてのプレイヤーに楽しんでほしいと考えているようだ。また、本作を楽しんだユーザーからの好意的なレビューは、開発チームにとって大きな励みになると、ユーザーに感謝を述べている。

『Loot River』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中だ。日本語表示にも対応している。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2644