SFストラテジー『Dune:Spice Wars』Steamにて4月26日に早期アクセス配信開始。砂虫の潜む惑星でスパイスを懸けた闘争が始まる

 

パブリッシャーのFuncomは4月6日、『Dune: Spice Wars』のSteam早期アクセス配信を4月26日に開始すると発表した。『Northgard』などで知られるShiro Gamesが手がける、リアルタイムストラテジーゲームだ。

『Dune: Spice Wars』は、フランク・ハーバートのSF小説「Dune」の世界を舞台にした、リアルタイムストラテジーゲームだ。プレイヤーは砂の惑星アラキスを支配するため、自分の勢力を率いて戦うことになる。戦闘のほか、政治的陰謀やスパイのネットワークなど、ありとあらゆる手段を使って敵をねじ伏せよう。プレイヤーキャラクターには、レイ・アトレイデス公爵やウラディミール・ハルコンネン男爵など、同作を象徴する人物たちが登場。アトレイデス公爵は外交や間接支配などの選択肢をもち、ハルコンネン男爵は残忍な軍事支配にたけている、といった具合に、彼らの得意とする戦略も原作に忠実に作られているようだ。


本作の世界には、スパイスと呼ばれる宇宙資源が存在している。寿命の延長・知覚の拡張・恒星間の移動、などを可能にする何よりも貴重な資源だ。アラキスでは、砂丘の領有権だけでなく、このスパイスの支配権を懸けて敵勢力と戦うことになる。

また、厳しい砂漠の惑星アラキスには敵勢力だけでなく、サンドワーム(砂虫)などの巨大な脅威も存在する。地形をスキャンしてサンドワームを見つけておかなければ、部隊やスパイス採取機が丸のみにされてしまうため、注意が必要だ。


探索にはオーニソプターと呼ばれる鳥型の飛行機を利用する。資源や村、その他の重要スポットを見つけて支配していこう。部隊を拡大することで、より多くの地域を支配できるようになる。建造物やスパイス採取機を設置して大量の資源を得れば、アラキスを経済的に支配することも可能だ。経済的に制圧ができれば、武力による支配とは違って、政治的な反発を恐れる必要もない。


本作を手がけるのはフランスを拠点とするShiro Games。北欧のバイキングを束ねて大陸を開拓するRTS『Northgard』や、傭兵部隊を率いて中世ヨーロッパを旅するオープンワールドRPG『Wartales』などを手がけたスタジオだ。同スタジオの作品はSteamのユーザーレビューにおいて高い評価を受けており、先に挙げた2作品はいずれも「非常に好評」のステータスを獲得している。スタジオの得意とするストラテジー系ゲームへの手腕は、『Dune: Spice Wars』においても遺憾なく発揮されることだろう。

『Dune: Spice Wars』はPC(Steam)向けに、4月26日に早期アクセス配信開始予定。なお、早期アクセス中は、プレイヤーのフィードバックに基づいてゲームのアップデート・拡張がおこなわれていく予定とのことだ。