『まじこい』などを手がけたみなとそふと、CRESTと新作ノベルゲーム開発へ。タカヒロ氏とも共同IP開発
CRESTは4月4日、みなとそふとスタッフと共に新作を開発すると発表した。みなとそふとは、ホークアイのゲームブランドだ。ホークアイから一部のスタッフがCRESTへと移籍し、全年齢向けゲームブランド「Novus(ノウス)」を新設し、新たなノベルゲームを開発するという。ホークアイ代表であるタカヒロ氏も、CRESTと共にIP開発をするとのこと。
みなとそふとは、ホークアイによるゲームブランドだ。『姉、ちゃんとしようよっ!』『つよきす』を手がけたタカヒロ氏が立ち上げたブランドである。設立後から『君が主で執事が俺で』や『真剣で私に恋しなさい!』『結城友奈は勇者である』といったヒット作を生み出した。タカヒロ氏については、「アカメが斬る!」や「魔都精兵のスレイブ」などマンガの原作にも携わっている。もともとはアダルトゲーム出身のブランドであるが、笑いと萌え(およびシリアス)を両立する作風に定評があり、全年齢向けコンテンツづくりにも定評があるわけだ。
CRESTはポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスを親会社にもつゲームパブリッシャー。ゲームのチューニングを得意とする子会社である猿楽庁や、アニメ・ゲーム・音楽を制作/販売する多数の事業を保有している。とくに最近力を入れているのがゲーム制作。PC/コンソール向けに力を入れて新作を開発しており、多人数RPG『アリアクロニクル』や、2Dホラー『Last Light』を創出。ローグライトアクション『メタリックチャイルド』や混沌RPG『パーティラッシュ!!』など、アジアのデベロッパーと協働し、個性的なゲームを生み出してきた。
CRESTは新規IPの創出に熱心で、メディアミックスを念頭においたIP開発やコンテンツのマーケティング、プロモーション事業を展開中だ 。みなとそふとが拠点を構える横浜に、新たな拠点を新設し、一部スタッフが移籍。全年齢向けノベルゲームブランド「Novus(ノウス)」をスタートさせる。漫画における国際的なスタンダードになりつつあるウェブトゥーンのように、新しいノベルゲームの体験価値を世界に提供していくとのこと。
地道にIP開発に取り組むCRESTと、IP開発に成功してきたみなとそふとが、タッグを組むわけだ。またCRESTはタカヒロ氏と共同で新IPを作るということで、そちらも楽しみにしたいところ。どのような作品が生まれていくのだろうか。
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