『ファントム・キングダム』と『絶対ヒーロー改造計画』Nintendo Switch向けに3月31日発売へ。魔界再興SRPGと、ヒーローの特訓ダンジョンRPGの移植版

日本一ソフトウェアは3月24日、『ファントム・キングダム』および『絶対ヒーロー改造計画』のNintendo Switch版を3月31日に発売すると発表した。ダウンロード専用タイトルとしてリリース予定となっている。

日本一ソフトウェアは3月24日、『ファントム・キングダム』および『絶対ヒーロー改造計画』のNintendo Switch版を3月31日に発売すると発表した。価格は共に税込2178円。ダウンロード専用タイトルとしてリリース予定となっている。
 

 
『ファントム・キングダム』は、2005年にPlayStation 2用ソフトとして発売されたシミュレーションRPGだ。本作の主人公ゼタは、宇宙最強と名高い魔王である。ある時ゼタは、彼自身の魔界が崩壊するという予言を受け、予言を防ぐため全知全能の書を手に入れる。しかし全知全能の書には、魔王ゼタ自身が己の愚かさ故に魔界を消滅させると記されていた。記述に怒り狂ったゼタは、全知全能の書を焼き払おうとするが、なぜかゼタ自身と彼の魔界も崩壊を始めてしまう。全知全能の書はいわゆるアカシックレコードのような存在。魔界のすべてが書かれた本を燃やした結果、世界そのものにも影響が出てしまったのだった。窮地に陥ったゼタは、全知全能の書に憑依することで、なんとか自身の崩壊を防ぐ。荒涼と広がる宇宙空間を舞台に、全知全能の書となった魔王の、魔界と身体の再生を目指す戦いが描かれる。
 

 
ゼタが全知全能の書を燃やしたため、ゲーム開始直後の世界には限られたモノしか残されていない。そこで、全知全能の書に新たな文章を書き込んだり、直接建物を建てたり、オブジェクトに魂を吹き込んだりなど、新たな建物やキャラクターを作成。異界の魔王たちの力も借り、魔界を再興していく。またゼタの魔界にはなぜか敵が存在しており、戦闘も繰り広げられる。バトルでは、基本的にはターン制のシミュレーションバトルが展開。ターンごとに味方ユニットを操作して敵に攻撃し、攻略に必要なスコアを超えれば戦闘はクリアとなる。戦闘では、建物やキャラクターを召喚するインバイトシステムや、マップ上に配置された戦車に乗り込む仕組みなども導入されている。なお、本作にはEXTRAシナリオ「パパは最強魔王編」も収録されており、2011年にリリースされたPlayStation Portable版ベースの移植となるようだ。
 

 
『絶対ヒーロー改造計画』は、2010年にPlayStation Portable向けに発売されたダンジョンRPGだ。本作の世界では、熱血ヒーロー絶対勝利マケレンノジャーと、地球征服をたくらむ悪魔将軍田中デスダークの間で、激しい戦いが繰り広げられていた。しかし最終決戦を目前に控える中、マケレンノジャーがひき逃げにより死亡してしまう。本作の主人公は、ある日コンビニの帰りにひき逃げ現場を目撃し、瀕死の青年から奇妙なベルトを託された少年。主人公は初心者ヒーローとして、悪の組織を相手にラストバトルに挑むことになる。
 

 
成り行きでヒーローになった少年は、まずはヒーロー訓練所で己を鍛えていく。訓練所内は入る度に構造が変化するランダムダンジョンとなっており、敵や罠などが待ち構えている。敵と戦って経験値を稼ぎ、罠を避けながらダンジョンを攻略することで、ヒーローとして成長を遂げるわけだ。要素としては、頭/右手/左手/脚部/オプションの5か所の装備や秘密基地のカスタマイズなども搭載。人体改造では主人公に特殊能力を付与でき、攻略中に倒れてしまってもアイテムを持ち帰れるようになったり、所持品の容量をアップしたりなど、攻略を有利に進められる効果が得られる。何度も死にながらラスボスの打倒を目指す、ヒーローの戦いが描かれる。

ファントム・キングダム』および『絶対ヒーロー改造計画』Nintendo Switch版は、3月31日発売予定。価格は税込2178円となっている。また『ファントム・キングダム』および『絶対ヒーロー改造計画』は、5月11日にSteam版も発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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