剣戟アクション『フォーオナー』ついにクロスプレイ機能が実装へ。2段階に分けての導入

ユービーアイソフトは3月11日、剣戟アクションゲーム『フォーオナー(For Honor)』に向けて、クロスプレイ機能を実装することを発表した。クロスプレイ機能の導入は2段階のフェーズに分けておこなわれる。

ユービーアイソフトは3月11日、剣戟アクションゲーム『フォーオナー(For Honor)』に向けて、クロスプレイ機能を実装することを発表した。クロスプレイ機能の導入は2段階のフェーズに分けておこなわれ、フェーズ1は3月18日配信のイヤー6シーズン1「失われし地平線」より導入される予定だ。クロスプレイ機能は、一部のモードを除くPvPとPvEモードの両方に導入され、PC/PlayStation/Xboxのすべてのプラットフォーム間でプレイが可能となる。


『フォーオナー』は、ユービーアイソフトが2017年2月13日に発売した剣戟アクションゲーム。プレイヤーは「侍」「ナイト」「ヴァイキング」「武林」「アウトランダー」といった文化の異なる勢力に分かれ、それぞれ武器とムーブセットが異なる計30体のヒーローから1体を選択し、さまざまなゲームモードで対決する。本作は、上段からの攻撃に対しては上方向のガード入力が必要となるなど、攻撃と防御にそれぞれ方向があるシステムが特徴的な作品だ。ガード崩しや投げといった守りを突破する手段、タイミングよく入力することで相手の攻撃を弾くパリーなど、多様な選択肢も用意されている。

クロスプレイ機能の実装は、2つのフェーズに分けておこなわれる予定だ。フェーズ1はイヤー6シーズン1から導入予定。フェーズ1でのクロスプレイ機能はランダムマッチを対象に、PvPとPvEモードの両方に導入される。導入後は、PC/PlayStation/Xboxのすべてのプラットフォームにおけるプレイヤープールから、マッチメイキングがおこなわれるようになる。さらに、後日導入予定のフェーズ2では、クロスプレイ機能はフレンドなどのグループプレイにも拡張されるとのこと。


クロスプレイはPvPとPvEモードの両方に導入されるが、キャンペーンモード/トレーニングモード/アーケードモード/ランクモードにおいては適用されないようだ(フェーズ1では、カスタムマッチにおいても利用不可)。クロスプレイ機能は3月18日のアップデート後に自動的に有効化されるようだが、オプションで無効にすることも可能。ただし、無効にした場合は、マッチメイキングの待ち時間が長くなる点、マッチする相手のプレイヤースキルにばらつきが生じる可能性がある点には注意してほしい。


クロスプレイ機能フェーズ1導入にともなう注意点がいくつかある。まずはマッチメイキングシステムについて。本作では各プレイヤーのスキルに応じたマッチメイキングシステムが搭載されているが、クロスプレイの導入によってそれらは一旦リセットされるとのこと。プレイヤー個人のスキル評価を調整するためには、数試合分のデータが必要となる。そのため、導入後の数試合はさまざまな腕前のプレイヤーとマッチングする可能性があるそうだ。

また、ボイスチャットもクロスプレイの試合時には無効化される模様。これは技術的な要因によるもので、いずれクロスプレイ中にもボイスチャットは可能となるようなので安心してほしい。

先月でリリースから5周年を迎えた『フォーオナー』は、独特なゲームシステムと緊張感あふれる戦闘によって、根強い人気のあるゲームだ。その一方で、特殊な操作方法に慣れる必要があるため、新規プレイヤーにとってのハードルはやや高い。今回のクロスプレイ機能実装による、プレイヤー人口増加に期待したいところだ。

『フォーオナー』はPC(Steam/Ubisoftストア/Epic Gamesストア)、PS4/PS5およびXbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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