『Apex Legends』ライフラインの守護天使スキンが早くも復刻。「ラストチャンス」とされた宣伝をめぐって賛否両論が巻き起こる
『Apex Legends』で、とあるスキンの再販をめぐって議論が起こっているようだ。同スキンは、前シーズンで販売を終了したエディションに含まれており、入手が「ラストチャンス」と謳われていた。ところが今回、販売方法を変え、やや割高ともいえる形式で再販を実施。ユーザーの反感を受けているのである。
『Apex Legends』では前シーズンまで、レジェンドエディションと呼ばれるスキンバンドルが販売されていた。バンドル内容は、対象レジェンドのレジェンダリースキン/武器レジェンダリースキン/1000Apexコイン/バナーフレーム/バッジなど。ライフライン/ブラッドハウンド/オクタン/パスファインダー/ジブラルタル/ローバ/ミラージュ/バンガロールのエディションが存在した。価格はエディションごとに違い、1900円から2000円ほどで販売されていた。
これらのレジェンドエディションには、バトルパス購入やレジェンド解放に利用できるApexコインが付属していたため、新規ユーザーにとっても嬉しいバンドルであった。同様のバンドルとしてチャンピオンエディションが存在するが、こちらは廃止されることなく現在も販売されている。レジェンドエディションについては、前シーズン終了間際に廃止されることが告知されており、ラストチャンスと銘うたれて購入を促す宣伝がなされていた。
しかしこのたび、ライフラインエディションに含まれていた限定レジェンドスキンおよび武器スキンのバンドルが、ゲーム内ストアにて販売されはじめた。ライフラインエディションが1900円で販売されていたのに対して、こちらは1800Apexコイン(まとめ買い割引で1Apexコインあたり最低1.09円)で販売中。ほぼ同価格のように見えるが、バンドルにはエディション版に存在したバナーなどがなく、1000Apexコインも含まれていない。今回のバンドルではエディション版とは違ってApexパックが5個付属するものの、実質的には値上げして帰ってきたといえる状態だ。
これを受けて、海外掲示板Redditをはじめ、ゲーム内コミュニティでは不満の声が上がっている。Reddit内では「販売システムがプレデターすぎる」と皮肉を交えた投稿も。
もちろん、今回再販されたスキンはゲームプレイに影響するものではなく、コスメティック要素にすぎない。しかし、『Apex Legends』では先日、ブラッドハウンドのプレステージスキンの販売方式に賛否両論が巻き起こったばかり(関連記事)。コスメティック要素といえども、その販売方式に対してユーザーは敏感なのだろう。今回問題となっているラストチャンスという宣伝は、あくまでレジェンドエディションの販売終了に対しておこなわれたものであって、エディション内のスキンが復刻されないと明言されていたわけではなかった。ただ、この宣伝によって購入を迫られたプレイヤーは少なからずいたはずだ。ラストチャンスと銘うった宣伝の少し後に値上げして再販、という販売方法には怒りを覚えるユーザーが存在するのも無理はない。
スキン販売をめぐって、ユーザーの不満の声がしばしば噴出する『Apex Legends』。しかし、基本プレイ無料の本作にとって、スキン販売はバトルパスと並ぶ生命線だ。今後、ゲーム内アイテムの販売方法に関して、双方が納得できる決着点が見つかることはあるのだろうか。
『Apex Legends』では現在シーズン12「デファイアンス」が開催中。問題となったライフラインのスキン「守護天使」を含むバンドルは3月9日未明まで販売中だ。