闇のカードゲーム『Inscryption』売り上げ100万本突破。奇妙なデッキ構築ホラーゲーム、絶賛と勢い止まず

Devolver Digitalは1月6日、『Inscryption』の売り上げが100万本を突破したと発表した。昨年10月にPC向けに発売された同作は、すでにミリオンセラーとなったようだ。

Devolver Digitalは1月6日、『Inscryption』の売り上げが100万本を突破したと発表した。昨年10月にPC向けに発売された同作は、すでにミリオンセラーとなったようだ。


『Inscryption』は、デッキ構築型ホラーゲームだ。対応プラットフォームはPCで、ゲーム内は日本語に対応する。本作にてプレイヤーは、森に迷い込んだとある人物となり、暗闇に潜む敵とカードバトルをおこないながらマップを進んでいく。プレイヤーはカードを用いたデッキ構築ゲームをしていくだけでなく、カードゲームのテーブルから離れて森の小屋の内部を移動し調査可能。奇妙なルールで展開されるカードゲーム。話しかけてくるカード。謎めく小屋。プレイヤーは、闇のゲームに引きずり込まれていく。

本作を手がけたDaniel Mullins氏はこれまで、『Pony Island』や『The Hex』といったメタ要素のあるギミックを詰め込んだゲームを開発してきた。『Inscryption』も例外ではなく、さまざまな仕掛けが用意されている。野心的な仕掛けが盛り込まれる一方で、カードゲームとしても凝った作りとなっている。Steamでは4万5000件以上のレビューが寄せられ、評価は「圧倒的に好評」となっている。


さまざまなメディアから2021年のGame of the Yearに選ばれており、弊誌AUTOMATONも全体Game of the Yearとして同作を選んでいる(関連記事)。圧倒的なクチコミなどにより、驚異的なスピードで売り上げを伸ばし続けているのだ。プレイヤーたちがゲーム内のネタバレを原則自重する中、ネタバレのないシンプルな感想によって、これほどクチコミが伝播されていることは興味深い。

『Inscryption』では、発売後もアップデートがおこなわれており、拡張コンテンツなども配信されている(関連記事)。2022年も同作の人気はさらに高まっていくことだろう。『Inscryption』は、PC向けに配信中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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