協力ゾンビFPS『Back 4 Blood』大型アプデ12月17日配信へ。難易度が大幅低下、ソロでも進捗可能に
WB Gamesは12月14日、協力ゾンビFPS『Back 4 Blood』向け新アップデート「December 2021 Update」の詳細を発表した。日本時間12月17日午前3時配信予定だ。本アップデートでは、大きく難易度を緩和するバランス調整がなされる。ほか、ソロプレイでの進捗や、新カードなどのコンテンツも追加予定だ。
『Back 4 Blood』は、最大4人での協力プレイが楽しめる一人称視点ゾンビシューター。『Left 4 Dead』シリーズに携わったTurtle Rock Studiosが開発を担当している。本作は10月12日の発売以降、プレイヤーから多くの要望や指摘が寄せられていた。開発元もフィードバックを受けて、継続的にアップデートを重ねている。今回のアップデートでは、プレイヤーたちから問題視されていた仕様や難易度バランスを中心にメスが入ったようだ。
まず、今回のアップデートによりソロキャンペーンで物資ポイントなどの進捗が得られるようになる。コミュニティからも要望が多かったものの、以前はマルチプレイでしか進捗が得られなかった。今回のアップデートにより、一人でより気軽に本作を楽しめるようになるだろう。追加コンテンツとしては、期間限定の新規供給ラインが追加。それに伴い新タイプ「Burn Cards」の新規カードが追加される。こちらはセーフルームごとに使用可能で、体力回復などの一時的な効果をすぐにもたらすカードタイプとのこと。また、Burn Cardsとは別にクイックスロットの容量が増える各種カードも追加予定だ。ほかには、PvPモードで使えるリドゥン(ゾンビ)側の操作練習ができる要素が追加される。
そして、今回のアップデートではゲーム全般にわたる大幅な難易度緩和が図られている。まず、プレイヤーから「難しすぎる」との声もあがっていた、高難易度のベテランおよびナイトメアモードの難易度が大幅緩和。敵の攻撃力低減やプレイヤーの基礎ダメージ増加など数多くの調整がなされる。ほかにも、人気を集めていた「スピードラン」ビルドも弱体化。各種カードの移動速度上昇にまつわる効果が軒並み下方修正される。一方で、その他の大多数のカードはおおむね強化。スピードランの有効性を減じた代わりに、ほかのビルドの有効性が大きく底上げされている。カード強化範囲は広範にわたっているため、難易度低下にも一役買いそうだ。
不具合修正やQoL関係の改善も多数実装予定だ。使い切りのオフェンスアイテムを増殖できてしまうバグと、同じカードを複数回選択できるバグが修正される。また、プレイヤー移動時の加速と減速を強め、より機敏かつ正確に動けるように調整。誤射を防ぐための味方ヒットボックスの精密化や、マッチ開始時に弾薬がフルになるなど、プレイヤーの快適さを増す変更がなされる。本アップデートには、ほかにも多岐にわたる変更が盛り込まれているため、詳細は公式パッチノートを参照されたい。
今回の調整内容については、コミュニティの要望が色濃く反映された印象もある。海外掲示板Redditのスレッドでは、ユーザーから今回のパッチノートに歓迎の声が多数寄せられている。多くの批判が寄せられた先の「November 2021 Update」とは対照的だ。配信後、本アップデートが実際どのようにゲーム体験を変えてくれるか楽しみにしたい。
『Back 4 Blood(バック・フォー・ブラッド)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。「December 2021 Update」は日本時間12月17日午前3時配信予定だ。