『ブレイブルー セントラルフィクション』Steam版、ロールバックネットコード対応によりプレイヤー数が爆増。直近の24倍近く人が集まり大盛況

アークシステムワークスは12月7日、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』Steam版にて、ロールバックネットコード対応へ向けたパブリックテストを開始。ユーザー数が急増しているようだ。

アークシステムワークスは12月7日、『BLAZBLUE CENTRALFICTION(以下、BBCF)』Steam版にて、ロールバックネットコード対応へ向けたパブリックテストを開始。ユーザー数が急増しているようだ。本テストには、『BBCF』Steam版を持っていれば誰でも参加可能。ライブラリの『BBCF』からプロパティを開き、ベータタブ内でpublictestを選択すると自動的にアップデートが実施される。

なお、「BLAZBLUE」シリーズの公式Twitterアカウントによると、現在パブリックテストにおいて、検索機能使用時にアプリケーションエラーが生じる不具合が報告されている。フィルターの利用など、検索対象を狭めることで、エラー発生頻度が緩和できるという。詳細は不明ながら、プレイヤーが想定を超えて集まっているのかもしれない。
 

 

 
『BBCF』は、アークシステムワークスが開発した、2D対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」シリーズの1作である。アーケード向けとして2015年に稼働開始し、PlayStation 3/PlayStation 4版が2016年10月に発売。Steam版は、2017年4月にリリースされている。内容としては、シリーズ1作目『BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER』から続いてきた蒼の物語の最終章が描かれ、プレイアブルキャラクターとして35名以上のキャラクターが登場。「BLAZBLUE」シリーズとしては、クロスオーバー作品『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(以下、BBTAG)』や、先日サービス終了が告知されたスマホRPG『BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR』がリリースされているものの、単体の2D対戦格闘としては本作が最新作となっている。

またロールバックネットコードとは、オンライン対戦においてプレイヤーが遅延を感じにくい環境構築を目指した試みのひとつだ(関連記事)。現在『GUILTY GEAR -STRIVE-』や『メルティブラッド:タイプルミナ』などに採用されており、ロールバックネットコードによって従来のオンライン対戦よりも快適な対戦環境が実現されている。『BBCF』Steam版では、本日12月7日から開始されたパブリックテストでロールバックネットコードが導入され、オンライン対戦環境が新しくなっているわけだ。
 

 
そんな『BBCF』Steam版において、同時接続者数が大幅に増加しているようだ。SteamDBのデータによると、12月6日12時頃のロールバックネットコードへの対応発表後に同時接続者数が増加し始め、12月7日10時頃に4700人を突破。発表後を除く直近の同時接続者数は100人から200人程度だったため、比較すると24倍近いプレイヤーが『BBCF』を起動している計算となる。またピーク同時接続者数の記録としては、Steam版リリース当初に記録した1031人を大きく超え、4773人を達成。ロールバックネットコード実装時のユーザー数増加の例としては、2020年10月に実施された『GUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R』でのパブリックテスト時や、2020年11月に実施された『THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH』でのアップデートでもプレイヤーが増加していた。しかし、本作では2例を超える盛り上がりを見せている。
 

SteamDB内のスクリーンショット

 
『BBCF』Steam版は現在セールが実施されており、50%オフの1990円で購入可能。『BBCF』Steam版を所持していれば、パブリックテストには誰でも参加できる。また、ロールバックネットコードの正式導入は、『BBCF』Steam版が2022年2月頃。『BBTAG』PlayStation 4/Steam版での対応は、2022年内とされている。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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