悪夢系ツインスティックSTG『NeverAwake』Steamにて体験版公開。短いステージで遊びやすい、少女の見るナイトメア
国内のゲーム開発会社ネオトロ(Neotro Inc.)は11月20日、『NeverAwake』の体験版をSteamにて公開した。体験版には序盤の3ステージが収録。また製品版はコンソールも含めて、2022年の早期にリリース予定とされている。
*2021年8月に公開されたPV
『NeverAwake』は、ソウルを集めて悪夢のようなステージを攻略する、ツインスティックSTGである。本作の世界には、一人の目を覚まさない少女がいる。主人公のレムは、目を覚まさない少女が夢の中で目撃する女の子。プレイヤーはレムを操作し、悪夢のような世界で襲ってくる敵たちと戦うことになる。
少女の夢の中にはわさびや犬、学校のクラスメイトなど、彼女の苦手なモノたちがモンスター化した姿で存在している。プレイヤーは、右スティックを傾けて周囲360度にショットを放ち、襲ってくる敵たちを撃退。敵の攻撃を避けつつステージを進み、敵を倒した際に出現するソウルを一定量集めるとステージクリアとなる。悪夢のようなステージ群を攻略していくと、エンディングにたどり着けるのだろう。
レムはいわゆるライフを3もっており、2回までは被弾してもそのままゲームプレイを続けられる。ステージ自体も短く遊びやすくなっているほか、ステージが難しい場合には、リトライ時にOVERSOULを選択すると、ライフが4に増加しショットがパワーアップ。体験版には収録されていないものの、本作には武器やアクセサリーを組み合わせる装備システムが用意されており、ミスを重ねるほど良い装備がショップに並ぶという。こうしたシステムによって、STGに不慣れなプレイヤーでもクリアしやすくなっているのだろう。
一方シューター向けには、ループごとに敵やステージ構成が手強くなるシステムが用意されている。本作は短いステージで構成されているが、ステージ開始後に一定時間が経過すると、ステージの構成や敵の行動が最初に戻り、1周目より強化された状態で繰り返される。ステージクリア条件であるソウルの取得を抑え、ループを繰り返すことで、手強いステージやボスとの戦いが繰り広げられるようだ。体験版にはチュートリアルと、1体のボスを含めた3ステージが収録。目を覚まさない少女や悪夢の世界、短いステージ単位の構成などが、確認できるだろう。また製品版では、80以上のステージと数十体のボスが登場する。マルチエンディングにも対応し、プレイヤーのやりこみによってエンディングが変化するそうだ。
本作を開発しているのは、横浜にある小さなゲームプロダクション、ネオトロである。同社は2016年の設立以降、横スクロールSTG『VRITRA』シリーズやスマートフォン向けアプリを開発してきた、ゲームやWebコンテンツの制作会社。Steamで2018年にリリースされた『VRITRA COMPLETE EDITION』のユーザーレビューでは、レビューの内容はすべて好評となっている。本作の出来栄えにも期待できそうだ。
『NeverAwake』は、PlayStationプラットフォーム/Xboxプラットフォーム/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、2022年早期に発売予定。日本語および英語に対応。また体験版は、SteamにてPC向けに配信されている。
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