Steam国産ホラーゲーム『頭痛』11月20日無料配信へ。体調不良に見舞われる資料館と、廃村の秘密

国内の個人開発者もんぜん氏は11月18日、『頭痛』を11月20日に配信開始すると発表した。『頭痛』は、21年前に閉鎖された廃墟資料館を探索する、サイコロジカルホラーゲームである。

国内の個人開発者もんぜん氏は11月18日、『頭痛』を11月20日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。ふりーむ!での公開も予定されている。
 

 
『頭痛』は、21年前に閉鎖された廃墟資料館を探索する、サイコロジカルホラーゲームである。本作の世界では、1960年代に深根村と呼ばれる廃村が発見され、同村の資料や歴史を収めた深根資料館が建てられた。深根資料館には、江戸時代から続いていた診療所兼薬局の遺物を含め、興味深い資料が展示されており、一風変わったコンセプトから注目を集めたという。しかし深根資料館では、なぜか体調不良を訴える来訪者が続出。呪いの噂などもあり、現在から21年前に閉館となったようだ。

そしてゲーム開始時点から5日前、深根資料館のある深根村跡地周辺で、27歳の女性が行方不明になった。主人公はネットニュースをきっかけに、行方不明者を探そうと深根村へ出発。闇に覆われた深根資料館へ足を踏み入れ、深根村の秘密と相対する。
 

 
深根資料館の中には、館長による手記や撤去現場監督による記録といった、資料館にまつわる記録が残されている。主人公は、廃墟に残された物を物色し、ドアの鍵などを入手しながら資料館を探索。行方不明者を探して歩き回る中で残された記録を目にし、深根村資料館に眠る秘密を知るのだろう。

また公開されているトレイラーでは、奇妙な札や黒い影など、不穏な存在もいくつか映されている。探索を進めていく中で、主人公自身も深根村の呪いに苛まれてしまうようだ。本作にはマルチエンディングが採用されており、ゲームプレイに応じて5種類のエンディングに分岐する。2周目以降には周回しやすいよう、途中から開始できる仕組みも用意されているそうだ。またゲームオーバーは存在しないため、怪異との対決ではなく、雰囲気重視のホラーが展開されるのだろう。
 

 

 
本作を開発しているのは、農業系大学3年生のもんぜん氏。プレスリリースによると、一部効果音とフォントを除き、本作ではシステムからモデルまで同氏が制作しているという。また同氏は、意識をテーマにした『SINGULARITY WORLD』を2021年7月にSteamでリリースしており、1320円で配信中となっている。

『頭痛』は、11月20日にSteamにて無料配信予定。ふりーむ!での公開も予定されている。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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