ローグライト塔登りアクション『常世ノ塔』久々のアップデート配信。12種類の新マップや、新ギミックグラビティオーブにより塔内が変化

PLAYISMは11月8日、『常世ノ塔』にてアップデートを配信した。12種類の新マップや、新ギミックグラビティオーブが登場。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMは11月8日、『常世ノ塔』にてアップデートを配信した。12種類の新マップや、新ギミックグラビティオーブが登場。また今回のアップデートでは、サーバーサービスの移行も実施されている。

『常世ノ塔』は、国内の個人開発者さえばし氏が開発中の、24時間ごとに切り替わる塔の頂上を目指すローグライト2Dアクションゲームである。本作の主人公は、気づけば塔の前に呼び寄せられていたキャラクターたちだ。プレイヤーは、魔界のメイド少年ココアや飯綱のくノ一菊理、自称気高き妖狐の忌火などから操作キャラクターを選択。価値ある魂を呼び寄せる、忘れられた塔の攻略を目指す。


塔の内部は1階単位で分かれており、各階には異なる地形や敵が待ち受けている。敵の中には、攻撃を食らうと操作が反転するサキュバスや、プレイヤーを追尾してくるハーピーなど厄介な相手も存在。そうした敵との遭遇時には、困難な状況に陥る前に倒しておきたいところだ。

しかし、本作にはいわゆる通常攻撃が導入されていない。代わりに、一度使うと30秒ほどのクールタイムが発生するスキルが用意されている。周囲に一定時間剣を発生させるココアや、前方を焼き払うカナエ、追尾弾を展開する菊理など、プレイヤーはキャラクターごとのスキルを使って敵に対応するわけだ。また、本作ではある程度塔の上へ進むと、各階ごとの時間制限が発生。スキルのクールタイムと制限時間、2つの時間と向き合いながら、各フロアの地形を踏破することになる。そのほか、24時間ごとに切り替わる全プレイヤー共通の塔の構造や、ドットとスキルカットインによる可愛らしいキャラクターたち、キャラクターカスタマイズによる外見の変更なども、本作の特徴だろう。


今回のアップデートでは、新たにグラビティオーブが登場している。グラビティオーブは、周囲に特殊なフィールドが展開された、紫色のオーブだ。オーブ周辺では、ジャンプが強化され、空中での下降速度が大幅に低下。ジャンプ力が低下する点は有用であるものの、落下が遅くなってしまうため、敵の攻撃が避けづらくなっている。グラビティオーブの存在するフロアでは、遠距離攻撃や追尾してくる相手がより一層厄介になりそうだ。塔内には、12種類のマップも追加されており、プレイヤーは新たな状況と相対するのだろう。また、プレイアブルキャラクター・忌火のスキル威力が20%強化された。さえばし氏によると、忌火のスキルは先出しと上方狙いを意識することで、上階の敵を蹴散らすのに役立つそうだ。

また今回のアップデートでは、サーバーサービスの移行も実施された。今回のサーバー移行は、これまで使用していたサーバーのサービス終了に伴うもの。サービス移行の影響によりこんぺいとうの個数がリセットされ、11月の間はこんぺいとうの初期値が380になっている。本作は早期アクセス配信中であり、前回の大型アップデートが実施されたのは2021年2月。今回のアップデートまで8か月以上の間が空いているが、サーバーサービスの終了にともないバックエンドを再構築していたために、アップデートが遅れたそうだ。現在は、正式リリースに向けて大型アップデートの開発が進められているという。

『常世ノ塔』は、Steamにて通常価格980円で早期アクセス配信中。11月13日までの期間は、20%オフの784円で購入できる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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