『ドラゴンクエスト』作曲家すぎやまこういち氏亡くなる。『ドラクエ12』が最後の作品に
スギヤマ工房有限会社は10月7日、作曲家のすぎやまこういち氏が9月30日に逝去していたことを公表した。享年90歳。敗血症性ショックのためだという。
スギヤマ工房有限会社は10月7日、作曲家のすぎやまこういち氏が9月30日に逝去していたことを公表した。享年90歳。敗血症性ショックのためだという。
すぎやまこういち氏は、音楽家だ。東京大学を卒業し、フジテレビに入社。テレビマンとして番組制作に関わるさながら、学生時代から熱心であった音楽制作にも注力。フジテレビ退社後は、作曲家として活動しており、『ドラゴンクエスト』シリーズに関わることとなった。同シリーズにおいては、ほぼすべての作品の楽曲制作に携わっているほか、かつて『風来のシレン』シリーズの一部作品の楽曲制作など、ほかのゲーム作品に携わっていた時期もある。
高齢になってからも作曲家としての活動を続けており、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』でも楽曲提供をしているほか、『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』でも作曲したという。同作が氏の最後の作品となるようだ。今年の4月で90歳を迎える高齢者であったが、9月30日に敗血症性ショックにより亡くなっていたという。『ドラゴンクエスト』公式サイトでは、堀井雄二氏や鳥山明氏も、すぎやま氏の訃報を受け、悲しみの言葉を記している。