2D対戦格闘ゲーム『メルティブラッド: タイプルミナ』暴走アルクェイドの参戦が発表。ラストアークでは、“あるシーン”を再現

Project LUMINAは9月24日、『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA(メルティブラッド: タイプルミナ)』の参戦キャラクターとして、「暴走アルクェイド」を発表した。あわせてキャラクター紹介動画も公開されており、シエルとのバトル中のやりとりなども確認できる。

Project LUMINAは9月24日、『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA(メルティブラッド: タイプルミナ)』の参戦キャラクターとして、「暴走アルクェイド」を発表した。あわせてキャラクター紹介動画も公開されており、シエルとのバトル中のやりとりなども確認できる。


『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』は、『月姫』の世界をベースに描かれてきた2D対戦格闘ゲーム『MELTY BLOOD』シリーズの最新作だ。本作では『月姫』のリメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』をベースに、キャラクタービジュアルを一新し、バトルシステムを再構築。装いを新たに、再び戦いが展開される。プレイアブルキャラクターとしては、従来の『MELTY BLOOD』シリーズからの続投も含め、10人以上のキャラクターが登場。ストーリーモードでは、奈須きのこ氏によるキャラクターごとのストーリーモードも用意されている。また本作は、従来シリーズと変わらずフランスパンが開発しており、販売をディライトワークスが担当している。


「暴走アルクェイド」は、すでに本作のプレイアブルキャラクターとして発表されている、『月姫』のメインキャラクターの1人アクェイド・ブリュンスタッドの異なる側面である。アルクェイド・ブリュンスタッドは、吸血種「真祖」の中でも王族に位置する、無邪気で天真爛漫な吸血鬼だ。しかし暴走アルクェイドでは、あるアクシデントから復活した際の影響により、吸血衝動/求愛欲求が暴走し、感情が高ぶった状態となっている。性能や性格は普段のアルクェイドと変わらないものの、言動は攻撃的に変化しており、人間への態度や自然への干渉力のワガママ度が上がっているという。バトルやイベントでは、遠野志貴やシエルやロアなど関わりの深いキャラクターとの間で特別なやりとりも発生し、感情も垣間見れるそうだ。


プレイアブルキャラクターとしての暴走アルクェイドは、飛び道具と高速移動を持ったキャラクターだ。飛び道具「アルトシューレ」では、前方に円形の魔力の塊を飛ばし、フィールドを制圧する。空中からも発動できるため、けん制としても扱いやすいという。また高速移動技「ヴァイス・カッツェ」には、前方に残像を発生させるパターンなど、複数パターンが搭載。通常攻撃のブローバックエッジ版や、特殊技の空中攻撃にはスーパーアーマーも付与されており、立ち回りや相手を揺さぶる手段に優れている。通常のアルクェイドと比較すると、アルクェイドが近距離戦が得意であるのに対し、暴走アルクェイドは立ち回りが軸のキャラクターとなっているようだ。

アークドライブ「エールデゼーレ・ゾイフツァー」は、地面をえぐるほどの衝撃波を放つ技。攻撃範囲は画面全体にも及ぶため、けん制で撃ったアルトシューレから繋ぐことも可能だという。また、プレスリリースにも詳細は記載されていないものの、ラストアークは『月姫』のあるシーンを再現した大技になっているそうだ。


本作では、5週連続プレイアブルキャラクターとして参戦キャラクターが発表されてきた。今回の5週連続発表については暴走アルクェイドで最後となる。現時点で発表されているのは、暴走アルクェイドと翡翠&琥珀を含めて13キャラクター。発表済みのプレイアブルキャラクターの内、ノエルおよびヴローヴ・アルハンゲリが、『月姫 -A piece of blue glass moon-』から登場の新キャラクターとなっている。

『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに9月30日発売予定。通常版の価格は7480円。パッケージ/ダウンロード共に、『MELTY BLOOD』読本と、シリーズのサウンドを収録した限定版は1万1880円。日本語に加えて、英語/中国語(繁体字および簡体字)/韓国語に対応。通信対戦では、ロールバックネットコードを採用し、クロスプラットフォームプレイには非対応となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2582