ワニ冒険オープンワールド『Lil Gator Game』発表、2022年発売へ。野山をゆく縦横無尽のとことこ歩き
パブリッシャーのPlaytonic Friendsは9月21日、キュートなワニのオープンワールドアクションゲーム『Lil Gator Game』を正式発表し、2022年にリリースすると告知した。対応プラットフォームは、PC(Steam)/海外Nintendo Switch。また、本作はSteamのイベント「Steam Next Fest」の参加タイトルとなっており、10月1日よりSteam版のデモが配信される。
『Lil Gator Game』は、主人公のワニがとある島を遊び倒すオープンワールドアクションゲーム。島の住人たちと交流しながら、島に設置されたおもちゃの“悪者”を壊して回ったり、森を探索したり、険しい崖を登ったりして自由に冒険しよう。
本作の舞台は、自然豊かな島。主人公のワニlil gatorのほかに、クマ、カエル、犬、アヒル、サメなどさまざまな動物が暮らしている。lil gatorは、「幼い頃に一緒に遊んだ姉ともう一度遊びたい」という思いを抱えて過ごしているようだ。本作では、lil gatorが島を冒険し、住人たちと仲良くなりながら、自分を見つける物語が描かれるという。
島のいたるところに厚紙製の“悪者”が設置されており、武器などで破壊することができる。悪者やツボなどを破壊した際に出る破片や紙吹雪は、収集して別のアイテムを入手するために使う。また、探索中に出会う住民たちと仲良くなるためには、クエストをこなす必要がある。すぐに終わらせて探索に戻れるシンプルなクエストもあれば、島中をめぐってようやく達成できる規模のクエストもあるという。
現時点ではダメージを受ける様子や体力ゲージなども確認できないため、アクションゲームとしては、比較的カジュアルに楽しめそうだ。lil gatorは、地上ではとことこ歩き、滑空中も足をじたばた動かし、水中ではワニらしくお尻を左右に振りながら泳ぐ。とにかくかわいいワニが堪能できるのは間違いないだろう。
なお、本作の公式Twitterにて、ユーザーからの「lil gatorはダンスができますか?」との質問に対し、ダンスのアクションはないが、座るアクションがサポートされているとの回答があった。ただ座っているだけでも愛らしい様子が確認できる。
本作のパブリッシャーPlaytonic Friendsは、『ユーカレイリー』シリーズを手がけたPlaytonic Gamesのパブリッシング部門。『スーパードンキーコング』シリーズや『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズを手がけたレアのスタッフの一部が中心となり設立されたスタジオだ。同社は、インディー開発者をサポートするため、2021年2月にパブリッシング事業をスタートした。
本作の開発は、Join Scott Slucher氏、Robin Burgess氏、Connor Quothe氏によるデベロッパーチームMegaWobbleがおこなっている。現在、Patreonにて本作の開発サポート会員を募集しており、サポートによって得た資金はすべて本作の開発のために使われるという。資金の活用例のひとつとしてローカライズもあげており、資金が集まれば英語以外の言語に対応する可能性もあるかもしれない。
『Lil Gator Game』は、2022年にPC(Steam)/海外Nintendo Switchにて発売予定。また、10月1日より開催される「Steam Next Fest」参加タイトルとして、Steam版のデモ配信も予定している。