『PUBG: BATTLEGROUNDS』の“産みの親”Brendan Greene氏がKRAFTON退職を発表。新スタジオ設立し新作開発へ
Brendan “PlayerUnknown” Greene氏は8月31日、『PUBG: BATTLEGROUNDS』開発元PUBG Studios親会社KRAFTONからの退社と、新スタジオPlayerUnknown Productionsの設立を発表した。海外メディアVentureBeatが報じている。
Brendan Greene(通称、PlayerUnknown)氏は、バトルロイヤル系ゲームのパイオニアとして知られるゲームデザイナーだ。同氏はFPSゲーム『ARMA 2』のModである「DayZ」に影響を受け、派生Mod「DayZ Battle Royale」を制作。のちに『ARMA 3』向けMod「PLAYERUNKNOWN’s Battle Royale」のリリースなどを経て人気を得た。そして、ゾンビサバイバルFPS『H1Z1』のバトルロイヤルモードに関するアドバイザーを務めた後に、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』開発に携わった。自身の名を冠したゲームが大ヒットするに至り、より広いプレイヤーに知られるスター開発者となったのだ。
Greene氏は今回の声明のなかで、今後はPlayerUnknown Productionsにて何年も構想してきた新プロジェクトに取り組んでいくと伝えた。同スタジオは現在大規模オープンワールドシステムについて取り組んでいることが示唆されており、詳細については後日発表するとしている。
本件に先立つ8月始めには、Greene氏が自身のTwitterアカウント上の投稿を全て削除するなどの動きが報じられ、何かが起こる前兆ではないかとコミュニティの注目を集めていた。また、同じく今月には『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』の名称が『PUBG: BATTLEGROUNDS』に改名されており、こちらも報道された(関連記事)。これらの動きとGreene氏独立の関係は不明なものの、声明のなかで同氏はKRAFTONに対して度々感謝の意を示しており、比較的円満な独立であることがうかがえる。
今後、Greene氏およびPlayerUnknown Productionsが生み出すのはやはりバトロワなのか、それとも趣を異にする作品となるのか興味深い。新プロジェクトの詳細を楽しみにしつつ、同氏の明るい未来を祈りたい。