東方二次創作2Dアクション『ゆうゆう自適のゆうかりん』Steam版が9月3日配信へ。手書きグラフィックで描かれる、かわいいハードアクション

 

国内の個人制作者ヌゥ氏は、『ゆうゆう自適のゆうかりん』Steam版を9月3日に配信開始すると発表した。本作は、2021年4月よりBOOTHにてPC向けに1680円で販売されており、日本語および英語字幕に対応している。

※ 2021年4月に公開されたPV

『ゆうゆう自適のゆうかりん』は、スーパーファミコン(以下、SFC)作品の影響が感じられる、ステージクリア型の東方二次創作2Dアクションゲームである。本作の主人公は「花を操る程度の能力」を持つ四季のフラワーマスター風見幽香。本作の風見幽香は、幻想郷のどこかに庭園を作り、花を管理していた。しかし、ある朝彼女が庭園の見回りに出ると、綺麗に咲き誇る一面のヒマワリ畑から、数本の花が抜かれていた。風見幽香は、犯人を探して庭園の外へ出発。事件を追いかける内に、小さな異変がほかにも発生している事実を知り、一連の騒動を解決するべく冒険を繰り広げる。


本作の風見幽香は、弾幕の代わりに身体能力を活かし、ジャンプと物理攻撃でステージを攻略していく。キック、傘による殴打、掴みからの投げ技の3種類で敵へと攻撃。道中に設置された食べ物でHPを回復しつつ、最奥までたどり着けばステージクリアとなる。また空中では、ジャンプ中に再度ジャンプボタンを押すと、傘を開いて短時間浮遊できる。傘を開くアクションには、空中でのキック/傘による攻撃のキャンセル効果もあり、素早い動きもできるわけだ。


風見幽香を含めた幻想郷のキャラクターたちや敵、ステージ、マップなどは、ヌゥ氏による手書きの素材で表現。デフォルメされたイラストによって、可愛らしく世界が描かれている。また本作では可愛らしいグラフィックに反して、歯ごたえのあるゲームプレイが展開される。開発者のヌゥ氏は「『星のカービィ』シリーズや『ヨッシーアイランド』のイメージでゲームをスタートされると思うのですが、途中から『魔界村』と化す」とも説明しており、中身は本格的である。

BOOTHのPC版向けに8月20日に配信されたv2.0.0アップデートでは、中間地点が大幅追加。チェックポイントと同等の機能を持ったコインがステージ内へ登場しており、緊張感はそのままにステージがクリアしやすくなっている。また同アップデートではEXエリアも追加されており、歯車を集めると高難易度ステージに挑戦できるようだ。


開発者のヌゥ氏は、これまでにも「RPGツクールMV」や「RPGツクールVXace」を使用して、東方二次創作作品を制作してきた。本作では「アクションゲームツクールMV」を使用し、同氏にとって初の2Dアクションを制作。『星のカービィ』シリーズや『ドンキーコング』シリーズなど、SFC向け作品の影響を受けているそうだ。ヌゥ氏は「懐かしのSFCアクション」「SFC世代の方には色々懐かしいゲームです」ともツイートしている。

『ゆうゆう自適のゆうかりん』Steam版は、日本語および英語字幕に対応し、9月3日配信開始予定。BOOTHではPC版が1680円で販売されている。