東方二次創作ダンジョンRPG『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』Steam版が8月24日配信開始へ。幻想郷に現れた巨大な大樹と、消えた天叢雲剣の謎
国内の同人ゲームサークルCUBETYPEは8月9日、『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』PC(Steam)版を8月24日に配信開始すると発表した。通常価格は3500円。リリース時には、ローンチセールとして20%オフの2800円で販売される。
『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』は、最大12人パーティーを編成して異変の解決に挑む、東方二次創作ダンジョンRPGである。PlayStation 4/Nintendo Switch版が2020年7月に発売された。本作の舞台は、突然巨大な大樹が現れた幻想郷。謎の大樹の内部には空間が広がっており、多数の妖怪たちが興味本位で足を踏み入れていた。それぞれの思惑から集まった博麗霊夢、霧雨魔理沙、上白沢慧音、森近霖之助の4人は、ともに大樹へ内部へ侵入。同時に発生している天叢雲剣の紛失事件も含めて、複数の異変を解決しようと動く。
大樹の内部で妖怪や妖精などに出会うと、弾幕勝負の代わりにコマンドバトルが展開される。戦闘では、通常攻撃やスペルを活用。前衛4人のパーティー枠ではそれぞれ敵から攻撃を受ける頻度が異なり、パーティー内での役割も重要になる。また、迷宮内には強力なシンボルエネミーも存在し、時に戦闘を避けながら2Dで描かれた各階層を探索し、大樹の頂上を目指すわけだ。
探索を進めていくと、イベントによって東方のキャラクターたちが仲間になる。最初の4名に加えて、魂魄妖夢やアリス・マーガトロイド、レミリア・スカーレット、古明地こいし、宇佐見蓮子など50人以上のキャラクターが登場。パーティーには、実際に戦う4人の前衛と控えの後衛という概念があり、前衛後衛を戦闘中に入れ替えながら、12人パーティーで大樹を攻略する。また本作には、レベルアップボーナスやスキル強化、サブクラスや装備作成など豊富な成長要素が導入されている。資金を注ぎ込んでステータスを強化するシステムや最大レベルも4ケタ以上存在し、好きなキャラクターを好きなだけ強化できるわけだ。また本作には、ランダム生成されるダンジョンも用意されている。
本作は、偽英国紳士団が開発したPC用東方二次創作ダンジョンRPG『東方の迷宮2』および同作のアップデートディスク『東方の迷宮2 プラスディスク』がベースとなった作品だ。『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』では、キャラクターグラフィックが描き直され、フルHDに対応。追加機能としては、連戦ボーナスの向上やダンジョン内の移動速度1.5倍化、経験値上昇アイテムの効果量倍増など、快適にプレイできるような変更も施されている。
Steam版では、PlayStation 4/Nintendo Switch版の最新版と同等の内容にくわえて、クラウドセーブや実績といったSteamの機能にも対応している。なお、PlayStation 4/Nintendo Switch版『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』のリリースにあわせて、『東方の迷宮2 プラスディスク』向けにも、快適にプレイできるような変更をおこなうパッチが配信中だ。
本作の開発は、3ペソ氏による個人サークル偽英国紳士団と、『東方紅舞闘V』や『幻想の輪舞』などを手がけてきた同人ゲームサークルCUBETYPEが担当している。また、PlayStation 4/Nintendo Switch版ではPhoenixxがパブリッシングを務めていたが、Steam版はCUBETYPEからの発売となる。
『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』PC(Steam)版は、通常価格3500円で8月24日に配信開始予定。PlayStation 4/Nintendo Switch版では、現在40%オフのセールが実施されており、3168円で購入できる。