ポケモンMOBA『ポケモンユナイト』Nintendo Switch版が基本プレイ無料で2021年7月に先行配信へ。6月24日からネットワークテスト実施

株式会社ポケモンは6月17日、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』Nintendo Switch版を2021年7月に先行配信すると発表した。基本プレイ無料にてリリースされる予定だ。

株式会社ポケモンは6月17日、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』Nintendo Switch版を2021年7月に先行配信すると発表した。すべてのユーザーが参加できるネットワークテストの実施も予定されており、期間は6月24日12時から6月26日23時59分までとなっている。また、本作はiOS/Android向けにも9月に配信予定。基本プレイ無料にてリリースされる予定だ。
【UPDATE 2021/6/17 23:50】
記事初版にて「本作のプレイにNintendo Switch Onlineへの加入が必要」と記載しておりましたが、実際には不要ですので記述を削除しました。


『ポケモンユナイト』は、株式会社ポケモンとTencent Gamesのゲーム開発部門TiMi Studiosが共同開発したチーム戦略バトルゲームである。いわゆるMOBAと呼ばれるジャンルの作品だ。本作の舞台は、海の果ての秘境と噂される幻の島「エオス島」。この島では、天才科学者リン博士が発見したというエオスエナジーを用いて、ユナイトバトルが繰り広げられていた。ユナイトバトルは、試合中にポケモンたちが成長・進化を遂げる特別なバトルであり、世界中に熱狂的なファンが存在しているという。新米トレーナーである主人公は、ユナイトバトルへ参加するべくエオス島を訪問し、バトルを繰り広げていく。


トレーナーはポケモンを1体選択し、5対5のチーム戦へ参加する。マップ上に散らばる野生のポケモンたちを倒して捕まえるか、相手チームのポケモンを倒すと、エオスエナジーと呼ばれるポイントを獲得。ポイントを持った状態で相手チーム側にあるゴールまでたどり着くと、ポイントがチームの得点に加算され、得点によって勝敗が決定する。ただし、相手チームはポイント獲得を妨害しようとしてくる。攻撃されるとゴールに失敗してしまうほか、相手チーム側のゴール付近では敵のポケモンには回復効果が付与される。ポイントを獲得するためには、状況を見極めたり、味方と連携して相手のポケモンを倒す必要があるわけだ。


本作のゲーム開始時点では、各ポケモンはレベル1からスタートする。野生のポケモンを倒した際などに経験値を獲得し、経験値をためることでレベルアップ。一定レベルでポケモンが進化し、レベルアップによって強力なユナイトわざを含めた新しいわざも習得することで、ポケモンが強く成長していく。たとえばゲンガーを選択した場合には、ゴースの状態からスタートし、レベル5でゴースト、レベル9でゲンガーへ進化。わざの習得時には、レベル5ではシャドーボール/ヘドロばくだんのどちらかを選択するなど、状況にあわせてわざが選択できる。登場するポケモンとしては、ピカチュウ/リザードン/カビゴン/イワパレス/ゲッコウガ/ルカリオ/フシギバナ/ファイアロー/ワタシラガ/バリヤード/ウッウ/カイリキー/プリクン/エースバーンなど、少なくとも19体以上のポケモンが参戦する。

トレーナーは、選択したバトルアイテム1種類を試合中に使用可能だ。HPが少し回復するキズぐすり、攻撃/特攻が短時間アップするプラスパワー、指定した方向へすぐに移動するだっしゅつボタンなど、バトルアイテムにはポケモンをサポートする効果がある。またポケモンには、能力が強化されるもちものを3つまでもたせられる。もちものは15種類以上。もちものとバトルアイテムの選択によっても、戦術が変わってくるのだろう。


本作では、試合がおこなわれるスタジアムごとに、細かなルールが異なっている。たとえばレモータススタジアムでは、伝説のポケモンのサンダーがゲーム終盤にマップ中央へ登場。サンダーを倒すと、大量のエオスエナジーと雷撃での援護が付与され、戦況が有利になる。そのほか、ゼフィオパークでは、一方通行のうごくほどうと、マップ中央にレジギガスが登場。ジーヴルシティでは、ゴールがチームごとにひとつだけの状態で、ゴールエリアを巡る熱い戦いが展開されるという。ゲームモードとしてはランクマッチも導入されている。勝敗に応じてトレーナーの強さを表現したランクが増減し、ビギナーからマスターまで大きく6段階でランク分け。上位のトレーナーはランキングに名前も掲載されるそうだ。


ポケモンユナイト』Nintendo Switch版は、2021年7月に配信開始予定。2021年9月にはiOS/Android版も配信予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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