『レインボーシックス シージ』Y6S2開幕。回復系オペレーター「Thunderbird」とリワークマップ「ファベーラ」を実装

『レインボーシックス シージ』Y6S2開幕。回復系オペレーター「Thunderbird」とリワークマップ「ファベーラ」を実装。ディフューザーの自動回収撤廃や、スコアボード2.0の導入も。

Ubisoftは6月14日、『レインボーシックス シージ』のイヤー6シーズン2「NORTH STAR」を全プラットフォームに向けて配信開始した。新シーズンでは設置型の回復デバイス「コーナステーション」を持つ新オペレーター「Thunderbird」が参戦。リワークによって生まれ変わった「ファベーラ」がクイックマッチに追加された。本稿では主要な変更点に加え、テストサーバーを経て適用されたオペレーターの修正や、新シーズン開幕に伴って配信されるスキンの情報をお届けする。

アップデート容量は最大で6GBと控えめだ。

新オペレーター「Thunderbird」


防衛オペレーターの「Thunderbird」は設置型の回復ガジェット「コーナステーション」を装備している。これは付近にいるプレイヤーのHPを回復・ブーストし、負傷しているプレイヤーを蘇生することができる。回復や蘇生は範囲内にプレイヤーが入ると自動でおこなわれ、クールタイムを経て回数制限なく効果を受けることが可能だ。ただし、コーナステーションは敵と味方の判別をつけずに回復するため、攻撃側に有利な設置は禁物だ。敵にも反応する性質を利用して、コーナステーションの反応と同時に、予め床下に設置したニトロセルを起爆してキルを狙うといった応用もできそうだ。

装備できる武器には、Finkaが持つアサルトライフル「SPEAR.308」や、主にSWATオペレーターが持つサイドアーム「BEARING 9」が含まれ、さまざまな場面でガンファイトの優位性を持っている。スピード3ということもあり、サブガジェットにインパクトグレネードを持ってマップを駆け回るのも良いだろう。

「Thunderbird」はバトルパスのプレミアムトラックの購入で使用可能となり、未購入プレイヤーは2週間後に名声ポイントかR6クレジットで開放ができる。

リワークマップ「ファベーラ」


大きな問題を持ったマップがついに改築された。建物の外観は変わらないが、建物へ入れば見知らぬ風景が広がっているだろう。壁に描かれた絵や、設置されたオブジェクトは以前の面影を覗かせるが、部屋の構造には大きく手が加えられている。リワーク前の最大の問題点であった外壁は、ほぼ破壊不可能となっており、その分内部の破壊可能な壁が増えた印象だ。このリワークはカジュアルリワークと銘打たれたもので、クイックマッチのマッププールにのみ追加されている。

オペレーターや武器のバランス調整と快適性の向上

既報の通り、Melusiのバンシーソニックに近づくと銃で破壊可能となる変更を含む、複数のオペレーターの調整も実装されている。これら調整に加えて、テストサーバーを経て追加された主要な変更点をピックアップしていく。

ASH
・ブリーチング弾の数を3から2に減少
・R4-Cの垂直反動を強化。水平方向の集弾性が一定化し、右側に強く働くように調整。ロングバースト時の反動は12発目ではなく8発目から発生する。

一度撃てばその強さを理解できるほど、R4-Cの反動が大幅に強化されている。遠距離での撃ち合いは厳しさを増すことになる。また、防弾ガジェットの弱体化によるブリーチング弾の減少も相まって、フラググレネードとGonne-6を持つIanaへの置き換えが進むことが予想できる。

BEARING 9
・水平方向の集弾性が一定化し、ランダムに左右へばらつかないよう調整。次の1発がより中央に近くなる。

SMG-12
・初弾の反動と垂直反動を軽減。水平方向の集弾性を左寄りに一定化。ロングバースト時の反動は6発目ではなく12発目から発生する。

サイドアームの2つに上方修正が入ることになった。特にBEARING 9は反動制御が容易になったので、Echoは開通を、Hibanaはショットガンを用いた小技を使える場面が増えるだろう。武器についてはフラッシュハイダーとコンペンセイターの調整により、全体的に武器が制御しやすくなっている。普段使っている銃の使用感が大きく変わることもあるので、一度クイックマッチや訓練場で試してみるのも良いだろう。

ディフューザーのインタラクト
・ディフューザーの自動回収を撤廃。
・回収アクションは他のデバイス同様、手動で行うようになりました。ただしアニメーションは発生せず、一定距離まで近づくと操作指示が表示されます(ディフューザーを見る必要はありません)。
・「放棄」操作のキー割り当てを追加。

味方が落としたディフューザーを拾う際、操作が必要になるので注意してほしい。また、ディフューザー設置可能エリアでディフューザーを放棄して、味方に設置してもらうようなプレイもできるようになった。HPや銃の性能差によって、状況に応じた適切な設置が可能になる。

スコアボード2.0
・新しいスコアボードでは、新規プレイヤーがマッチのフォーマットや進化に関して多くの情報を得られるようにしました。
・スコアボードにラウンド履歴を追加。新しいアイコンが各ラウンドの状態、マッチポイントの順位、攻撃/防衛の交替状況を示します。ランクマッチとアンランクマッチでは、BANオペレーターも表示されます。
・全てのPvPプレイリストとゲームモードのスコアボードで、ラウンド履歴が表示されます。これは一部の競技トーナメントで使用される時間制限なしの延長戦を含め、どんな長さのマッチにも対応しています。

スコアボードが刷新された。特にランクマッチとアンランクマッチではラウンド中でもBANオペレーターを確認できるのは便利だ。キル/デス/アシストの配置も変わっている。

コミュニティアーティストセットプログラム第二弾

本プログラムの第二弾として、アーティストのSunstark氏がLIONのオペレーターセットを手掛ける。Sunstark氏は韓国出身のコンセプトアーティストで、SNS上でファンアートを発信し続けていたが、昨年より本作のキャラクターコンセプトアーティストとして、Ubisoftに社員採用されたそうだ。こちらは6月17日より、Prime Gaming会員向けに配信される。



新ストリーマーチャーム


ストリーマーチャームは、対象ストリーマーのTwitchチャンネルをサブスクライブすることによって、ゲーム内で使用できるチャームが手に入るシステムだ。日本でも馴染み深いFNATIC所属のMag氏を含む3人のストリーマーが対象となった。



SIXTH GUARDIANプログラム


ゲーム内アイテムの購入によって慈善活動を支援するSIXTH GUARDIANプログラム。第二弾となる今回は、「STACK UP」に寄付される。STACK UPは、退役軍人や現役軍人に対し、ゲームやギークカルチャーを通じて自殺防止やメンタルヘルスケアを支援する活動をおこなっている。売り上げの100%が寄付されるとのこと。

クロスプレイの詳細

先日のUbisoft Forwardにて発表されたクロスプレイ(関連記事)の詳細がQ&A形式で公開されている。PC/クラウド版のプレイヤーは入力デバイスに関わらず同じマッチプールに入ることや、コンソールとPC/クラウド版間でのMMR(ランクを定めるポイント)の共有はおこなわれないことなどが記載されているので、利用予定のプレイヤーは目を通しておくと良いだろう。

Sakutaro Okano
Sakutaro Okano

フッ軽ゲームライター。生きている実感を得るため、FPSを中心にド派手なハリウッド的アクションゲームを貪って生きている。

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