韓国発高校ホラーノベル『関門高 : The Ghost Gate』日本語対応。やりこみ要素ありな、学校の怪談群像劇

韓国のインディーゲームスタジオStudio AWEは5月31日、同スタジオが手がけるホラービジュアルノベル『関門高 : The Ghost Gate』日本語版の配信を開始した。

韓国のインディーゲームスタジオStudio AWEは5月31日、同スタジオが手がけるホラービジュアルノベル『関門高 : The Ghost Gate』日本語版の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『関門高 : The Ghost Gate』は、現代韓国の高校を舞台としたホラービジュアルノベル。舞台となる関門高は、その名のとおり霊界へと通じる“関門”に設けられた学校だ。プレイヤーは、それぞれの理由で関門高に集った高校生たちを通じ、晦日(月の見えない三十日月の日)の一夜に起こる恐怖を体験することとなる。

本作のゲームシステムは、文章を読み進めて選択肢を選ぶ、ビジュアルノベル形式となっている。メインエピソードは、校舎に囚われたふたつのグループの視点を並行して、物語を進めていくかたち。時には片方のグループでの行動が、もう片方に影響を与えることもある。また、ゲーム内では制限時間内に手がかりを見つけてクリックするという、緊張感ある場面も発生する。


物語を彩る登場人物は、主に個性的な韓国の高校生たちだ。デザインはアニメ的なテイストがあり、不気味さというより可愛らしさを感じる雰囲気になっている。しかしながら幽霊はきっちり恐ろしく描き込まれており、トレイラーでは衝撃的なシーンも映る。悪趣味かもしれないが、綺麗なキャラクターたちがどのような酷い目に遭うか、というのも本作の見どころではないだろうか。

学校に伝えられる13の怪談、死亡エンド、キャラクタープロフィールなどの収集要素も用意されている。死亡エンドをコンプリートしたあかつきには、アナザーストーリーが解禁。ほかにもエンディング後には、キャラクター別のアフターストーリーが見られるようになっている。クリア後もキャラクターたちの裏側が深く掘り下げられていくコンテンツは、やりこみ派にはありがたい要素だろう。


本作は今年3月13日にリリースされており、当初から日本語対応が予告されていた。開発元は、公式日本語Twitterアカウントも開設しており、日本国内のゲーマーに向けての熱意を感じる。なお、本作は2015年から制作されており、約6年という開発期間をかけて配信された意欲作だ。

リリース後にはストリーミングモードを追加するアップデートがなされている。というのも、本作は発売当初、ゲームをすぐに購入できない人への配慮として、ゲームプレイ内容の配信を一時的に禁止していた。ストリーミングモードはその配信を解禁するものだ。ストリーミングモードでは本編のすべて、およびサイドエピソードの一部をプレイすることができる。そのほかのアフターストーリーなどの内容については、プレイヤー自身に直接確かめてほしいということだろう。

『関門高 : The Ghost Gate』はPC(Steam)にて配信中。Steamストアページでは、本編の一部を無料で体験できるデモ版も配信されているので、気になった方は一度触れてみてはいかがだろうか。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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