図書館バトルSLG『Library Of Ruina』正式リリースは8月5日に延期へ。コンソール版と条件をあわせるため
韓国のインディーゲームスタジオProjectMoonは5月26日、『Library Of Ruina』の正式リリースを8月5日に延期すると発表した。同作は現在Steamにて早期アクセス配信中であり、5月28日の正式リリースが予定されていた。コンソールと条件を合わせるために、リリースが延期されたそうだ。
Steamコミュニティに投稿されたニュースによると、延期の理由は「コンソール市場に出品する際、条件を合わせてリリースするため」だという。コンソール版については、3月26日のマイクロソフトからの発表内で、『Library Of Ruina』のコンソール/PC向けXbox Game Passへの提供が発表されていた。この発表を踏まえると、「コンソール市場に出品」というのは、主にXboxハードを指す言葉だと思われる。いずれにせよ、コンソール版のリリース時期やゲーム内のコンテンツなど、条件を合わせるためにリリースが見送られたのだろう。
正式リリースこそ先送りとなったものの、予定していた正式リリースバージョンとコンテンツの差は生じないという。5月28日には予定どおり戦闘表象および実績がアップデートされる。ゲーム最終盤部の不純物パートのボイスも、6月初めの再適応が予定されている。また本作は、2020年5月の早期アクセス配信開始からアップデートが継続しておこなわれ、すでにエンディングまでプレイ可能となっており、正式リリース日のみが延期された形だ。
『Library Of Ruina』は、ProjectMoonが開発中の図書館バトルシミュレーションゲームである。本作の舞台は、不思議な図書館だ。図書館には貴重な本があり、招待状を手に入れゲストとして訪問できれば、本を手に入れるチャンスがあるという。しかし図書館で死亡すると、ゲストは本になってしまう。プレイヤーは、図書館の司書としてゲストを接待し、たった一つの完全な本を手に入れるべく戦いを繰り広げていく。
「接待」では、ターン毎にダイスによって素早さを決定し、ページを選択する。ページには、1-10の範囲で回避する、3-6の範囲で攻撃するなど、ランダムな数値の範囲と行動が設定されており、出たランダムな数値が相手よりも大きければ攻撃や回避などに成功。ターンを繰り返して、相手をすべて倒せば新しい本が手に入る。手に入れたゲストの本は、接待を担当する司書たちのページにもなり、本を手に入れることで司書たちも成長していく。また本作は、アブノーマリティと呼ばれる超自然現象や怪異を管理するシミュレーションゲーム『Lobotomy Corporation』の続編でもあり、アンジェラが図書館の館長として登場するなど、同作のその後も描かれる。SCPの影響を受けた世界観や、デッキ構築要素のあるハードなバトルなどが、本作の魅力だろう。
『Library Of Ruina』は、Steamにて3090円で早期アクセス配信中。8月5日には、Steamにて正式リリースを迎えるほか、コンソール版の配信も予定されている。