SFアドベンチャー『Project Sidereal』Steam向けに発表。謎に包まれた宇宙ステーションを巡る物語

Jump Over The Ageは4月24日、『Project Sidereal』を発表した。『Project Sidereal』は、宇宙を舞台とするアドベンチャーゲーム。

イギリス・ロンドンのデベロッパーJump Over The Ageは4月24日、SFアドベンチャーゲーム『Project Sidereal』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年のリリースを予定している。 
 

 
『Project Sidereal』は、宇宙を舞台とするアドベンチャーゲーム。謎に包まれた宇宙ステーション「the Eye」を巡る物語が描かれる。登場人物やゲームシステムに関する詳細はまだ明かされていないが、Steamストアページには「選択型進行(Choices Matter)」のタグが登録されている。プレイヤーが選ぶ選択肢によって物語に変化が生まれるような作品になるのだろう。 

プレイヤーが操作する主人公について明かされていることは、「眠りから目覚めた」という状況にあること。主人公は、眠りから目覚めると“断絶されたような感覚”に気づく。頭で考えることと身体が感じることの間に、ほとんど気づかないほどの、ごくわずかな時差が生じるのだ。“断絶”は解消されることなく、目覚めてから常に存在しているという。 
 

 

 
ゲームシステムなどは明かされていないが、ゲームの世界観を読み解くヒントとなるメモが2つ提示されている。1つ目は、物語の鍵を握る「the Eye」の継承者、管理人、エンジニアなどの役割を担ったと思われるAndrei Erlinという人物によるメモ。2つ目は、the Eyeを調査した組織が残したメモだ。 

Andrei Erlinのメモには、the Eyeを現在の形に作り上げた過程らしきものが記されている。メモによると、彼らがもつ社会への不満や、避難所を探す人々のために、the Eyeの形を作り直したようだ。そして「The Eye Opens for us all.(the Eyeは私達すべてに開かれています)」というメッセージで締めくくられている。 

2つ目の調査団体のメモには、the Eyeを「脅威と判断するべき」との調査結果が記されている。the Eyeでは、数え切れないほど多くの言語が使われており、さまざまなコロニーを代表する宇宙船が出入りしている状態。多数の違法企業の存在や、違法取引の疑いさえもあるようだ。 
 

 
また、開発者のGareth Damian Martin氏は、本作のロゴやトレイラーにて見受けられる「六角形」が物語において重要な意味をもつことをほのめかしている。ゲームをプレイする前から、謎解きが始まっているのかもしれない。 
 

 
本作のデベロッパーJump Over The Ageは、イギリス・ロンドンにて活動している個人開発者のGareth Damian Martin氏による開発スタジオ。2020年に、ある惑星を舞台にプレイヤーがAIとして生物学者を導くアドベンチャーゲーム『In Other Waters』をリリースした。同作は、日本語に対応してPC(Steam)/Nintendo Switchにて発売中だ。 

また、『In Other Waters』の音楽を担当したAmos Roddy氏が、本作でもサウンド面を支える。開発にはもう1名関わったようだが、Martin氏のTwitterへの投稿によると「今のところは秘密」だそうだ。詳しいゲーム内容と合わせて、こちらも発表が待たれる。 
 

 
『Project Sidereal』は、PC(Steam)向けに2022年リリース予定。 

Maho Ikemi
Maho Ikemi

ニュースを担当します。物心ついた時にはゲームに囲まれていました。この先もゲームとともに楽しく過ごしたいと思っています。

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