国産サンドボックス『クラフトピア』スプリングアップデート2021配信。エンチャントシステムと食事の改善、多数の追加要素を含む大規模アップデート
国内のゲーム開発会社ポケットペアは4月21日、『クラフトピア』にてスプリングアップデート2021を配信した。同アップデートには、新規バイオーム春島やトイレの追加、エンチャントシステムの改修やネットワーク環境の修正など、多岐に渡る内容が含まれているようだ。
スプリングアップデートでは、エンチャントシステムの改修が実施された。『クラフトピア』では、アイテムの状態や何に由来するものであるかなどが、エンチャントで表現されている。たとえば、ヒツジとブタからは同じケモノ肉がドロップするが、エンチャントで「ヒツジの」「ブタの」と接頭辞がつくことで、何の肉であるかがわかるわけだ。
エンチャントのついた素材を使ってアイテムを作成すると、継承可能なエンチャントは引き継がれる可能性がある。しかし、これまでクラフト時にエンチャントが付与される確率をゲーム中で確認する方法はなかった。今回のアップデートでは、まずエンチャント詳細画面が追加され、付与確率が直接確認可能に。新実装のエンチャントポイントを使った、エンチャントを確定付与する仕組みも導入されており、装備の作成が容易になっている。ただし確定付与を利用すると、「補強済みの」というエンチャントが1つ必ず付与。エンチャントは4枠に限られているため、確定付与を使ってエンチャントを付与できるのは、補強済み以外に3枠までとなっている。エンチャントポイントは、島Lv4以上の宝箱や、まれに空から降ってくる補給ポッドから入手可能。新規実装の世界遺産「自由の女神像」を設置しておくと、一定時間ごとにエンチャントポイントが産出されるそうだ。
また今回のアップデートでは、食事の効果が見直されている。これまで『クラフトピア』では、料理を食べてもライフ/スタミナ/マナ/満腹度などが増減するだけだった。今回のアップデート以降は、食事の際に食事バフが得られるように。ライフやマナ回復だけでなく、ATKやMATKが増加するバフ効果を付与され、料理にさらなる価値が生まれることになる。また複数の食べ物を口にすると、複数のバフ効果が獲得可能。重複効果の計算は特殊な式になっており、パラメーターごとのもっとも大きいプラス値と、もっとも小さいマイナス値を算出したあとで、プラス値とマイナス値が合算されるそうだ。
そのほか、多数の調整や新規コンテンツの追加が行われている。桜が咲き誇り、茶葉やヒヨコ・フェニックスが生息する新規バイオーム春島。一定時間放置しておくと水中の生物が捕まえられるカニカゴや、グラスファイバーの釣り竿といった新アイテム。ハーブや寿司などの新料理。座るとキャラクターにたまったものを排出できるトイレ。高レベルドラゴンの報酬追加と強さの向上。ランダムバフを付与する祈り、頭から葉っぱが生えて回復する太陽の恵み、槍用突き攻撃の中華斬舞、爆破タルを投下する絨毯爆撃など、多数の新スキル。これまで登場していなかった窓枠や階段、ドアの追加。パフォーマンス関連では、一部3DモデルへのLoD機能設定や、建物のライフ更新処理高速化による大量の建物がある場合の処理速度向上。通信方式の変更により、マルチプレイが繋がりやすくなったほか、マルチプレイ開始時にクラッシュする不具合の修正など、多数の更新が実施されている。
『クラフトピア』はSteamにて早期アクセス配信中。Xbox One/Xbox SeriesX|S向けにも、配信予定とされている。