『原神』大型アップデートVer.1.5は4月28日配信へ。詳細情報判明、ハウジングや強力な新聖遺物も登場

miHoYoは4月16日、『原神』の最新情報を公開した。塵歌を纏いし扉」では、新キャラクターやハウジング、新聖遺物が登場予定。

中国のゲーム開発会社miHoYoは4月16日、『原神』の最新情報を公開した。4月28日に配信される『原神』Ver.1.5「塵歌を纏いし扉」では、新キャラクターやハウジング、新聖遺物が登場予定であることが明らかになっている。


『原神』Ver.1.5「塵歌を纏いし扉」では、2体のプレイアブルキャラクターが新たに登場する。1体目は、両手剣を扱う氷元素の星5キャラクター「エウルア」だ。彼女は、西風騎士団の遊撃小隊隊長にして、旧貴族の末裔。自身の目的が復讐だと公言していたことから、一時は西風騎士団の内情を探るスパイだと思われていたそうだ。もう1人は、法器を扱う火元素の星4キャラクター「煙緋(エンヒ)」。彼女には、仙獣の血が流れており、璃月港では有名な法律家でもあるという。

エウルアは、イベント祈願「波折りの刹那」に登場予定。煙緋は、鍾離が復刻されるイベント祈願「大隠朝市」にて、ピックアップ予定とされている。またキャラクター関連では、「デートイベント・2」として、ディオナのストーリーとノエルの第2幕が追加。鍾離の伝説任務「古聞の章・第二幕」およびエウルアの伝説任務「波沫の章・第一幕」も新たに登場する。


キャラクターの登場以上に育成に影響を与えそうな要素として、新聖遺物の実装も発表された。Ver.1.5では、アカツキワイナリーの南、ドラゴンスパインの西側にある、ワープポイントなどがない地帯へ秘境「山脊の見守り」が追加される。同秘境では、これまでの聖遺物が手に入る秘境と同様に、2種類の聖遺物が入手できる。中でも千岩牢固は、4セット効果に元素スキル命中時に周囲のチーム全員の攻撃力+20%とシールド強化+30%を3秒間付与する効果を持つ、強力な聖遺物。0.5秒ごとに効果が発動し、キャラクターが待機している間にもバフは発動するため、元素スキルを発動してすぐに交代していたキャラクターなどで、重宝されることになりそうだ。

同秘境では蒼白の炎と呼ばれる聖遺物も入手できる。2セット効果で物理ダメージ+25%、4セット効果で元素スキルが敵に命中した際、7秒間攻撃力が9%上昇する。4セット効果は2重まで機能し、2重にかさなっている際は2セット効果も倍になるため、蒼白の炎も物理アタッカー向けの新しい選択肢になるかもしれない。

https://twitter.com/Genshin_7/status/1383032856742555648


いわゆるハウジング要素も新しく実装される。Ver.1.5では任務「翠石の玉壺」をクリアすると、ピンばあやから「塵歌壺」なる新アイテムが入手可能に。「塵歌壺」を使用すると専用の空間へと移動し、建築物や調度品、装飾や動物などがコストの範囲内で自由に設置できる。内部のロケーションも、ヤシの木が生えた南国風のものや浮島、岩山がバックにそびえ立つものなどが搭載。空間内部を自由に変更できるだけでなく、建物の内部の調度品なども編集できるようだ。

開催予定のイベントも一部発表されている。星4キャラクターのディオナが獲得できる「エネルギー原盤・序論」。天賦育成素材が追加でドロップする「熟知の奔流」。選んだメンバーと迷宮の奥深くへ挑む「迷城戦線」。レンジャーとハンターに別れてかくれんぼする「風の行方」。レア調度品設計図が手に入る「三矢の結盟」が開催予定。また、いわゆる週ボスの報酬受取時に、3回限定で天然樹脂消費量が半減されるようになり、天然樹脂が間接的に緩和される。マルチプレイ中の獲得好感度2倍補正、イベント終了前のお知らせメール導入、各言語の音声拡張パックの管理機能追加といったシステム改善も行われる。

Ver.1.5では、新魔物も3体追加される。1体目は、若陀龍王(じゃくだりゅうおう)という古の時代から生きる大きな魔物だ。フィールドボスとして登場済みのエンシェントヴィジャップと外見が少々似ているが、同様に複数の元素を操る姿が動画で確認できる。エンシェントヴィジャップよりも派手な攻撃を繰り出しており、登場する鍾離の伝説任務「古聞の章・第二幕」ではスケールの大きな戦いが繰り広げられそうだ。2体目は、高純度の氷元素生命体であるという「無相の氷」。動画では、氷を使ったさまざまな攻撃を繰り出す姿などが映されており、無相シリーズの氷元素版としてドラゴンスパインに追加されるのだろう。もう1体のアビスの詠唱者・紫電は、アビスの学者であり、雷の球体や落雷による攻撃を仕掛けてくるようだ。


そのほか、今後実装予定の新エリア「稲妻」のコンセプトアートも公開された。新エリアには、山頂に鳴神大社なる神社が建てられた鳴神島、大蛇の躯が眠るヤシオリ島といった島々。稲妻列島でもっとも尊き神が鎮座する稲妻城・天守や、稲妻列島最大の製錬施設である神無塚・たたら砂「御影炉心」といったロケーションが用意されているようだ。また公式Twitterアカウントでは原石300個を含むゲーム内アイテムと交換できるシリアルコードも公開されている。


『原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中。Ver.1.5は、4月28日に配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2515