オリエンタル3DADV『黄昏ニ眠ル街』Steamなどで配信開始。少女ユクモは、人の消えた不思議な街を探索する

PLAYISMは4月14日、『黄昏ニ眠ル街』を配信開始した。『黄昏ニ眠ル街』は、オリエンタルな街を探索する3Dアクションアドベンチャーゲームである。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMは4月14日、『黄昏ニ眠ル街』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、価格は1980円。リリースから1週間以内に購入すると、PC/スマホ用の描き下ろし壁紙も付属する。
 

 
『黄昏ニ眠ル街』は、オリエンタルな街を探索する3Dアクションアドベンチャーゲームである。本作の主人公は、自慢の飛行船に乗り込み旅をしている少女ユクモだ。ある日、ユクモは何らかの用事のため、東の最果てにある街「トウエン」へ向かっていた。しかし、その道中で謎の力を受け、飛行船が故障。ユクモは、今にも墜落しそうな飛行船を操り、なんとか街まで辿り着いたものの、街はすっかり静まり返っていた。人気のない街で出会った小さな住人、ネズ族のコガラによると、黄昏の霧に包まれてから街の様子がおかしくなってしまったそうだ。またコガラは、大地の源があれば飛行船を直せるという。ユクモは、大地の源を集めるべく、霧に包まれた街を探索していく。
  

 

 
大地の源は街のあちこちに点在しており、ユクモは街を歩き回って大地の源を集める。建物の上に設置されていたり、辿り着けないように見える場所に置かれていたりなど、一見して取得が難しいものもあり、大地の源の収集自体も本作の目的の一つなのだろう。

また街の中には、聖域と呼ばれる厳かな雰囲気の場所が存在している。聖域内では、ジャンプやギミックを駆使して乗り越えるアスレチックが展開。聖域の奥には神木が祀られており、加護を受けることで周辺の霧が晴れ、街が少しずつ本来の姿を取り戻す。桃色の花が咲き誇る街路。イチョウの舞う双子大橋。神木の加護を受け、霧を晴らしていくと、風情のあるオリエンタルな街並みが眼前に現れる。飛行船に乗りこめば、湖畔や渓谷を探索したり、街を空から見ることも可能で、風景をいろいろな角度から堪能できるわけだ。なお聖域内のアスレチックは、街中でお金を集めれば、スキップもできるようになっている。
 

 

 
本作を開発したOrbital Expressは、イラストレーター/3Dデザイナーとして活動するnocras氏による個人サークルだ。同氏は、『ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア』にてバックグラウンドアーティストを担当。『ポケットモンスター ソード・シールド』ではフィールドマップデザイン、『ゼノブレイド2』ではコンセプトアートで関わるなど、著名タイトルの開発に参加してきた実績を持つ。本作では、同氏がゲームのほぼすべてを手がけており、目を惹く街並みを含め、これまでの経験が活かされている。また本作のBGMは、エレクトロニック・ミュージシャンのUjico*氏が制作。同士の奏でる音色が、霧に包まれた街の探索や風情ある景色を、より一層味わい深いものにしてくれるだろう。
 

 

フォトコンテストでプレゼント予定のグッズの一部

 
『黄昏ニ眠ル街』は、Steam/GOG.comにて1980円で配信中。15曲のBGMが収録されたサウンドトラックも980円で配信開始されており、本体とセットのバンドルも2664円で販売されている。また、配信から1週間以内に購入すると、PC/スマホ用の壁紙セットが、ゲームデータフォルダ内のWallpaperへもれなく同梱されている。

Twitter上では、フォトコンテストも実施中。PLAYISMおよびnocras氏のTwitterアカウントをフォローし、ハッシュタグ#タソマチフォトをつけて、フォトモードで撮影した画像をツイートすると、Orbital Expressのグッズが、もっとも美しく風景を撮影した5名にプレゼントされる。なお同コンテストにおいては、画像編集ソフトによる画像の加工は禁止であり、応募作品はPLAYISMの記事などで紹介される可能性があるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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