ハクスラアクションRPG『アウトライダーズ』Steamで絶好調な滑り出し。しかし不具合も多くユーザーレビューは「賛否両論」

People Can Flyが開発、スクウェア・エニックスが販売を担当する新作『アウトライダーズ』が、発売初日にSteam同時接続プレイヤー数11万人以上を記録した（Steam Charts）。この数字はスクウェア・エニックスがSteamで発売したゲームとしては最高レベルの水準で、Steam全体の同時接続プレイヤー数としても本稿執筆時点でトップ10に入っている。

『アウトライダーズ』は最大3人でのCo-opに対応した三人称視点のアクションRPG。開発元のPeople Can Flyは『Painkiller』や『Bulletstorm』など高評価FPSを生み出したほか、Epic Gamesと共同で『フォートナイト』の開発に携わっている事でも知られている。今作『アウトライダーズ』もシューティングゲームのファンを中心に注目を集めており、今回の記録的な同時接続プレイヤー数は期待や人気を反映したものだろう。

不具合が多くユーザーレビューは「賛否両論」

販売自体は好調な滑り出しとなった『アウトライダーズ』だが、リリース前後から不具合が相次いで発見・報告されており、現在Steamのユーザーレビューは「賛否両論」となっている。内容も不具合についての意見が多く見られ、注目された分批判がよせられている形だ。

不具合はプレイに支障をきたす深刻なものもあり、PC（Steam/Epic Gameストア）とコンソール（全機種）間でクロスプレイをおこなうと遊んでいるうちにプレイヤーがゲームから追い出されてしまう、起動しても黒い画面になり強制終了する、UIが消える、特定クエストの進行中にゲームが強制終了する、などが報告されている。またサーバーも不調のようで、PC/コンソール双方のプレイヤーから「接続出来ない」という声があがっている。

現在、不具合の多くは開発側も把握しており、一部についてはNVIDIAと連携して対処に奔走している。マルチプレイ大規模タイトルの発売初日にこうした不具合が相次いで発生することは珍しくなく、爆発的な同時接続プレイヤー数もサーバーに対する負担の一因となっているのだろう。いずれにせよ、発売初日における多くの反響はハクスラ要素のあるシューターへの高い需要を物語っており、無事に不具合が修正されることを期待したい。

『アウトライダーズ』はPC（Steam/Epic Gamesストア）/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。