サバイバルホラーアクション『Dying Light 2』久々の続報が近日公開へ。開発元は「発表するのが早すぎた」とコメント

 

デベロッパーのTechlandは3月13日、サバイバルホラーアクションゲーム『Dying Light 2』の開発状況について、今週水曜日に情報を共有すると発表した。


『Dying Light 2』は、サバイバルホラーアクションゲーム『Dying Light(ダイイングライト)』の続編だ。本作は2018年のE3に合わせて発表され、翌年のE3にて2020年春に発売予定であることが明らかにされたが、その後発売を無期延期に。理由としては、当初のビジョンを達成するにはもう少し時間が必要となると判断したとしており、それからしばらく続報が途絶えている。

Techlandは今回の発表ツイートへの返信に回答する中で、本作を発表するタイミングが早すぎたと述べている。2019年には本格的なゲームプレイ映像が披露されていたが、ゲーム全体の完成にはまだ程遠かったようだ。ただ同スタジオは、開発が難航しているわけではないとし、確実に進捗を見ているとのこと。早期アクセスをおこなう考えはなく、高い品質をもつ完成した製品としてリリースする方針についても、依然変化はないと述べる。

また開発が長期化しているものの、この間には新たな技術にも取り組み、独自ゲームエンジンのアップデートをおこなってきたそうで、「発売する頃にはゲームの見た目やメカニクスが古臭くなっている」といったことにはならないと自信を見せている。

https://www.youtube.com/watch?v=uy6ne-fEsAw


『Dying Light 2』の舞台となるのは、ウイルスが蔓延してから15年が経つ文明崩壊後の世界だ。プレイヤーは、ウイルスに侵されながらもまだ正気を保っている生存者エイデン・カルドウェルとなり、この過酷な世界に飛び込む。広大なオープンワールドには複数の派閥が存在し、クエストを請け負いこなす中では、自らの判断のもと派閥間でどう立ち回るかを選択することにもなる。また、シリーズの特徴のひとつであるパルクールアクションは、前作の2倍のバリエーションを収録。武器の改造システムも引き続き用意されるそうだ(関連記事)。

本作の世界では、そうした派閥など生存者以外に、凶暴な感染者も存在する。感染者は紫外線に弱く、日中は暗いビル内部に潜んでいるが、夜になると獲物を求めて這い出てくる。夜間に外を歩き回ることは非常に危険だ。ただ、感染者がビルから出払うことになるため、ビル内に存在する資源を狙うならむしろ夜が狙い目になるという。本作ではこのほかにも、あえて夜間に活動すべき理由が前作以上に用意されるとのこと。


『Dying Light 2』は、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに開発中。Techlandは今週水曜日に最新情報を届けるとしているが、具体的な時間は未発表。時差の関係で、日本では木曜日の3月18日にずれ込む可能性もありそうだ。本作の開発が長引いている間にはPS5やXbox Series X|Sが発売されており、これら新たなプラットフォームに対応するのかどうかも注目される。