ローポリなアクションRPG『Raidborn』発表。王道ファンタジーの世界で武器を振るう「重み」を味わう
インディースタジオのPhodex Gamesは3月4日、アクションRPG『Raidborn』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2021年後半に早期アクセス配信開始を予定しており、正式リリースまでは3〜12か月程度を予定しているという。
『Raidborn』はローポリゴンで描かれる中世ファンタジーの世界「Runia」を舞台にしたアクションRPGだ。プレイヤーは王宮衛兵として務めていた戦士。しかし何者かにより王が暗殺されたことにより、国王殺しの汚名を着せられ解雇処分を受けてしまう。その上、魔法のクリスタルが地から現れたことで、生けるものがみな心ないミニオンへと変えられてしまった。疑いを晴らし、世界を邪悪な悪魔の王から救うためにプレイヤーは戦いへと身を投じることになる。
ポップで可愛らしい外見とは裏腹に、本作はアクション要素に重きをおいた作品だという。一人称視点で武器を振るうと、重く衝撃のあるフィードバックが返ってくる。攻撃を受けた敵も物理法則に従って吹き飛ばされるため、確かな手応えの感じられる戦闘となるだろう。得物の種類も多彩で、片手剣・両手剣・戦斧といった近接武器や、弓などの遠距離武器が存在する。武器ごとに異なる手応えをマスターし、激しいバトルを乗り切ろう。
またプレイヤーキャラクターは、スキルによって異なる育成をすることが可能だ。多岐にわたる能力の中から、好みのプレイスタイルに合わせて新たなスキルを獲得していこう。育て方によってまったく違うキャラクターを作り上げることが可能となっており、身のこなし軽やかなソードマスターや苛烈な蛮族、鎧甲冑の騎士から悪辣なローグまで、バリエーション豊かなスタイルを生み出すことができる。また色鮮やかなローポリで描かれたファンタジー世界を冒険することも本作の醍醐味。レベルやクエストは動的に生成されるといい、遊ぶ人によりユニークな冒険が描かれるようだ。数々の戦利品を獲得し、探索の楽しみを味わうことができる。
開発を手がけるPhodex Gamesは、ドイツに拠点をおくインディースタジオだ。デベロッパーのMarkus Failer氏により、2016年に設立された。「一人称視点のファンタジーアドベンチャー」は当初よりスタジオが掲げてきたテーマであり、2018年6月には『Bladequest: The First Chapter』をリリース。当初は『Bladequest』タイトルの第1作として手掛けられたものの、その後『Raidborn』と名を改めスタンドアローンゲームとして開発が進められてきた。ちなみにスタジオとしては、昨年6月にまったく異なるジャンルにも挑戦。『Corona Simulator』とのタイトルで、世界のリーダーとして新型コロナウイルスの脅威に立ち向かうターン制ストラテジーゲームもリリースしている(関連記事)。
『Raidborn』はSteamにて、2021年後半に早期アクセス配信開始予定だ。正式リリースまでにはアップグレード可能なハウジングやペット機能、伝説の武器および敵、より洗練されたステルス要素などが実装される予定だという。