『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』最新情報一挙公開。基本システムの追加情報や、キャラクタークリエイトのプレイ動画も

セガは12月19日、『ファンタシースターオンライン2』の大型アップデート『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(以下、PSO2:NGS)』の最新情報を情報番組「PSO2 NEW GENESIS Prologue 1」内にて発表した。

セガは12月19日、『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』の大型アップデート『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(以下、PSO2:NGS)』の最新情報を情報番組「PSO2 NEW GENESIS Prologue 1」内にて発表した。番組内では、ゲームの基本システムの解説や、実機でのキャラクタークリエイトが公開。ウォールキックや泳げるシステム、アイテムラボを含めた街の施設なども明らかとなっている。

『PSO2:NGS』は、『PSO2』から1000年後の世界で展開される、同作の超大型アップデートだ。これまでキャラクターの引き継ぎ仕様の一部などが公開されてきたが、今回の番組では最初に世界観の紹介が行われた。

『PSO2:NGS』の舞台であるハルファは、ドールズと呼ばれる謎の敵が存在する惑星である。またハルファでは、住人たちと星渡りと呼ばれる人々がドールズに対抗しており、ドールズと戦うものをアークスと呼称。本作では、新たな星渡りが惑星ハルファ最大の都市にしてアークスの拠点、セントラルシティを訪れるところから本編が始まるという。なお、星渡りたちにはハルファへ降下する前の記憶がなく、アークスとしての資質を持つという。ドールズの正体や、記憶を失った星渡りたちの目的などがストーリー上で明かされていくのだろう。


放送内では、クラスについても追加情報が発表された。『PSO2:NGS』には、既報のハンター/レンジャー/フォースに加えて、ファイター/ガンナー/テクターの3クラスも登場する。基本的には『PSO2』のクラスと性質は変わっていないようだが、今回の放送ではファイターの武器としてナックル、ガンナーの武器としてツインマシンガン、テクターの武器としてウォンドが紹介。CBTでは、紹介された1種類ずつに限定されているという。メインクラス以外にサブクラスがある点も『PSO2』と共通になっているものの、『PSO2:NGS』ではサブクラスの武器も装備可能に。サブクラスの武器やPAが装備できる、マルチウェポンシステムの搭載も発表された。


オープンワールドになったフィールド上では、発表済みの任意に加速できるフォトンダッシュと、空中で加速できるフォトングライド以外にもいくつかのアクションが用意されている。今回紹介されたのは、空中で壁や障害物などを蹴ってジャンプできるウォールキックと、水面を泳げるシステムのふたつ。移動関連のシステムとしては、フィールド上にリューカーデバイスという施設が点在しており、ワールドマップやリューカーデバイスへアクセスすると、リューカーデバイスへテレポートできる。リューカーデバイスには倉庫機能もあり、探索の起点となりそうだ。

またフィールドのシステムとしては、エマージェンシートライアル/緊急クエスト(フィールド上の特定の場所にランダムな時間に発生)といった突発的なイベントが発生し、PSEシステムの存在など、基本的には『PSO2』の仕組みが引き継がれている。新しいものとしては、オープンフィールド上にあるコクーンからインスタンスへ移行し、旧来のMOのようにインスタンス内で専用のクエストなどが受けられるシステムや、アイテムを与えるとブーストが発生するリジョンマグがあるようだ。


アークス・ロビーの代わりとして、惑星ハルファスにはアークスの拠点であるセントラルシティが存在する。セントラルシティは、従来のロビーやRPGにおける街の役割を持っており、NPCからタスクが受注できるほか、ショップ機能も搭載。ショップには当然、装備を強化できるアイテムラボが存在し、アイテム強化/限界突破/特殊能力の追加/潜在能力解放/マルチウェポンが、アイテムラボのメニューには並んでいる。

また、特殊能力追加は『PSO2』からシステムが変更されており、特殊能力の引き継ぎには武器同士の合成ではなく、冒険中に入手したカプセルを合成するシステムになっているそうだ。ほかにもエステ、クラスカウンター、ブーストが得られるフードスタンドなど『PSO2』にあった施設が存在しているという。


他のプレイヤーとのコミュニケーション機能では、シンボルアートや吹き出しチャットは健在。新しい機能としては、スタンプが追加されているほか、ロビーアクションでは指が動くようになっている。ただし、指が動くのは『PSO2:NGS』仕様のコスチュームに限られるという。また、『PSO2』と『PSO2:NGS』間は、ログイン時にどちらをプレイするか選択し、ログイン後もブロック移動で自由にどちらをプレイするか選べるそうだ。

番組の後半では、キャラクタークリエイトの実機プレイも行われた。実際にキャラクターを作りながら解説された内容によると、RPGによる色指定、新規実装髪型への前髪のアレンジ、まゆの左右位置、目じりの上下、舌の位置、口元、腕や腰回りの細かな調整などが『PSO2:NGS』では追加。各種基本アクションのモーションを変更する機能も実装されており、グラフィックエンジンの更新だけでなくキャラクタークリエイトも確実にパワーアップしているようだ。


『PSO2』の大型アップデート『PSO2:NGS』は、PC/PlayStation 4 およびクラウド(Nintendo Switch/PC)用として2021年に配信予定。『PSO2』をプレイしたことのある方を対象とした第1回CBTが1月下旬から2月上旬ごろに実施予定とされているほか、武器や装備の引き継ぎについてはCBT開始前に公式サイトで公開されるという。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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