『アサシン クリード ヴァルハラ』はシリーズ随一の長旅。『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』が不穏。RazerのKishi購入でNintendo Switch感覚。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。262回目です。体調管理に気をつけましょう。
ほぼNintendo Switch感覚
マイクロソフトのクラウドゲームサービス「Project xCloud」のプレビュープログラムに参加するにあたって、RazerのKishiを導入しました。スマホを左右から挟み込むスタイルのコントローラーです。純正コントローラーと比べると、ボタンのストロークがやや大きくトリガーは重めですが、品質自体は悪くなく何より手軽なのが良い。毎日遊ぶならここ大事。xCloudはというとなかなか好印象でしたが、ベータ段階なので評価はまたいずれ。
同環境では、Xboxアプリを使えばリモートプレイも可能。Xbox Series Xでは今回初めて試しましたが、爆速ロードとクイックレジューム機能も相まって、かなり快適に遊べるようになった。一方、PS5のリモートプレイではKishiが認識されず。OSレベルでは反応しているため、アプリ側の制限なのかな。ともあれ、これからの時期にはお布団の中でのゲームプレイが捗りそうです。
by. Taijiro Yamanaka
不穏な気配
『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』を遊んでいます。20時間ほど進めていますが、まだ序盤から中盤といったところでしょうか。
前作『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』は、全部増しなダンジョンRPGと、暗くエグみのある美しいシナリオが噛み合った傑作でした。本作では、既に何でもありだったダンジョンRPGのシステムに、仲間が連れ去られる要素や水中探索など、トッピングをさらに追加。それらが上手く機能しているかはまだわかりませんが、プレイフィールは前作とそこまで変わっておらず、ドア先で待っていたFOEに全滅させられたり、敵が範囲攻撃をする度に誰かが負傷したり、キャリーオーバーで溜めた経験値をロストしたりしつつ、奇品の回収を進めています。とりあえずスタンで解決したい今日このごろ。
一方シナリオの方は、ダークな空気感は共通であるものの、前作よりも序盤はマイルドです。ただ、明らかに不穏な要素が見え隠れしており、ここから先無事に終わるとは思えないので、なんというかこちらでも期待に応えてくれそうです。
by. Keiichi Yokoyama
シリーズ随一の長旅
『アサシン クリード ヴァルハラ』は約80時間でひとまずクリア。レイラ編3部作の区切り目ということで、現代編を次作へとどう繋げていくのか。そしてシリーズ1作目の時代設定に近づいていく過去編にて、アサシン教団とテンプル騎士団の闘争へとどのように接近していくのか。プレイする前、そうした点に注目しておりました。それらの観点からみると、充足感のある内容になっていたかなと。シリーズを遊んできた方をニヤッとさせるシーンは、3部作の中でもっとも多いのではないでしょうか。単体でも理解できるようにしつつも、これまでの話を把握している方ほど、見え方が変わってくると思われる場面が多数ありました。ちなみに登場人物の中では、アルフレッド王の扱い方がお気に入りです。
近年のUbisoftは『ゴーストリコン ブレイクポイント』『ウォッチドッグス レギオン』と、脱RPG化し始めている印象(前者は発売後に装備レベルを撤廃するモードを導入。後者は開発途中でキャラ成長システムを撤廃)。『アサシン クリード ヴァルハラ』もRPG要素の見直し含め、前作から大きく舵を切っている部分があります。そうした意味でも、次作でどのようなアプローチを取るのか気になります。あと、国内版の流血表現問題が直る前にクリアしてしまったので、血の流れた人間を相手にするのは、ストーリーDLC配信時の楽しみに取っておきます(流血表現問題は12月中旬修正予定)。
by. Ryuki Ishii