『十三機兵防衛圏』およそ1年ぶりのアップデート実施。連戦時の回復など、戦闘パートの機能改善で遊びやすさを調整
アトラスは11月11日、PS4向けアドベンチャーゲーム『十三機兵防衛圏』のアップデートVer1.03の配信を開始した。内容は戦闘パートである「崩壊編」の遊びやすさ改善がメインで、同作のアップデート配信はおよそ1年ぶりとなる。
『十三機兵防衛圏』は13人の主人公が「機兵」と呼ばれるロボットに乗り込み、世界の命運を賭けて戦うドラマチックアドベンチャーだ。緻密に練られたシナリオやそれを引き立てるノスタルジックなグラフィックなどが高く評価されており、日本ゲーム大賞2020年間作品部門・優秀賞など多くの賞を受賞している。
今回のアップデートは「崩壊編」における機能改善がメインで、ダメージ表示の最大桁数増加、ステージ終了時にHPとEPが全快する変更、機兵強化の高速化などが行われている。そのほかにも細かな難易度調整やテキストの修正などが実装されているため、詳細は公式サイトをご覧いただきたい。
特に大きな変更は、ステージ終了時にHPとEPが全快する仕様だろう。特に連戦では、HPとEPの状態が引き継がれながら戦うことになる。これは物語における主人公たちの疲弊を示したものでもあったが、戦闘ごとに回復する変更になったようだ。遊びやすさを優先したということだろう。脳負荷の仕様などは、そのままのようだ。
また、『十三機兵防衛圏』は11月28日に発売1周年を迎え、記念となるその日に公式設定資料集と公式脚本集が発売される予定だ。シナリオの時系列が複雑に入り組んでいる本作では、書籍のかたちで物語を読み解きたいファンも多かったことだろう。関連書籍には本編の「全ての要素」を収録しているとのこと。物語をより深く理解するために必携の2冊となりそうだ。
また、1周年を記念して、11月28日19時30分から生放送が行われる。キャスト出演によるトークのほか、「渚のバカンス」の生歌唱や本編BGMをリミックスした生DJプレイといったライブ配信も行われる予定だ。生放送の詳細については公式サイトをご確認いただきたい。
『十三機兵防衛圏』はPS4向けに発売中だ。なおPS5で動作させた場合、崩壊編の弾幕でも処理落ちしないとの報告もすでにあがっている。