国産オープンワールド3Dアクション『Faye/Sleepwalker』Steamで2020年12月配信へ。2つのモードを切り替えて戦う、爽快なハイスピードアクション

国産オープンワールド3Dアクション『Faye/Sleepwalker』Steamで2020年12月配信へ。『Faye/Sleepwalker』は、2つのモードを切り替えて戦う、爽快なハイスピードアクションゲーム。

国内のインディーゲーム開発スタジオPhantomIslandは11月3日、『Faye/Sleepwalker』を2020年12月にSteamにてリリースすると発表した。日本語/英語/中国語(繁体字)に対応し、価格は1980円。今回の発表に合わせて、リリーストレイラーも公開されている。


『Faye/Sleepwalker』は、2つのモードを切り替えて敵と戦闘を繰り広げるオープンワールドハイスピード3Dアクションゲームだ。本作の主人公は、強大な謎の存在の半身として、力を分け与えられた少女フェイ。フェイは、”ディーの凶行を止める”という使命に従い行動していたのだが、あるきっかけからオリジナルに反逆。戦いの末、地上で目を覚ましたフェイは、自らのルーツを求めて広大な世界を探索する。


オリジナルに力を分け与えられた半身であるフェイには、強力な力が備わっている。その力の一端が、攻撃的かつ高速なスリープウォークモードだ。戦闘中にスリープウォークモードへ切り替えると、フェイの移動方法が高速なホバー移動へと切り替わり、攻撃の威力と範囲が上昇。一部の通常攻撃時には、敵の位置まで転移して攻撃するようになるなど、フェイが持てる力を存分に発揮する。

ただし、スリープウォークモードにはリスクもある。通常モードと比べて被ダメージが上昇してしまう上、体力の自動回復も停止し、2段ジャンプもできなくなってしまう。攻撃的に振る舞う分、防御面は手薄になっているわけだ。また、モードを問わずほとんどの攻撃は回避とジャンプでキャンセル可能であり、回避の無敵時間は長めに設定されている。そのため、慣れればスリープウォークモードだけでの立ち回りも可能かもしれないが、公式サイトによると状況に応じたモードの切替が戦闘のカギになるそうだ。


本作のアクションについて、スタジオの代表かせ氏は「攻撃から何も出ないとか、モーションが全部終わるまで動けないとか、全て排除しました。気持ち良さの根幹にかかわる部分で、特に大事にしてました 」と語る。公開されている体験版を触ったところ、操作のレスポンスもよく、高性能なキャラクターを使ったスピード感ある爽快な戦闘が期待できそうだった。


フェイが訪れる場所としては、城の中に立ち並ぶ屋台や酒場、白く染まった雪原、浜辺、鉱山、草原などが確認できる。スクリーンショットには、誰かから引き受けた依頼のリストや、メモリーボードなるスキルツリー風のシステムも映されており、フィールドを探索しながらクエストを受け、キャラクターの強化しつつストーリーを進めていくのだろう。プロの声優が担当するCVなどについても公開されている。


本作を開発したのは、国内のインディーゲーム開発スタジオPhantomIslandだ。同スタジオは、代表のかせ氏が専門学生だった頃、一緒にゲームを開発していたチームをベースに、「会社で作れないゲームを作ろう」と2016年2月に立ち上げられた(The Daedalus Machine)。現在同スタジオは6名で、開発期間は2016年8月にプロトタイプが開発されてから4年間。2018年11月の時点では、2019年のリリースが予定されていたが、かせ氏を含むメンバーの多忙や体調不良も重なった結果延期となり、今回の発表により2020年12月リリース予定となっている。

Faye/Sleepwalker』は、Steamにて1980円で2020年12月リリース予定。Boothでは、戦闘と冒頭のストーリーが遊べる体験版も配布されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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