高難度魔法3Dアクション『リトルウィッチノベタ』は2021年後半に完成予定。Q&A内では、マルチプラットフォーム展開についても示唆
台湾のインディーゲームデベロッパーPupuya Gamesは10月28日、Q&A内にて『リトルウィッチノベタ(Little Witch Nobeta)』の完成予定時期は2021年後半であると明かした。順調に開発が進んだ場合、2021年末の正式リリースが予定されている。また、複数のプラットフォームで発売する場合には、遅くとも2022年前半にリリースすると語っており、Steam以外で発売される可能性もあるようだ。
『リトルウィッチノベタ』は、Pupuya Gamesが開発・Simon Creativeがパブリッシングを手がける3Dアクションゲームである。主人公のノベタは、自身について知るため古城へやってきた小さな魔女。ノベタは、城内を徘徊する魂や人形と戦いを繰り広げながら、黒猫に導かれて古城の中を進んでいく。
魔女であるノベタは、ゲームの進行に応じてアーケイン/アイス/ファイア/ライトニングの各元素魔法が使用可能。それぞれの属性魔法には、威力は低いものの即座に魔法を放つ直射撃と、発動までに時間が必要な詠唱魔法が存在。アーケインには貫通、アイスにはマルチロックなど、詠唱魔法にはそれぞれ特性も用意されており、各魔法を活用しながら、戦闘を繰り広げる。無敵時間が長めの回避やパリィを上手く使うと魔力が回収でき、詠唱を加速させられるほか、魂を使った成長要素も搭載されている。
プレイヤーの間では、「ロリダークソウル」とも呼ばれており、主人公のノベタや敵の可愛らしいグラフィックだけでなく、やりごたえのあるアクションも本作の特徴だろう。なお難易度設定については、リリース後にゲームモード名が変更されており、従来のノーマルがADVANCEDへ、イージーがSTANDARDへと変更されている。
Simon Creativeおよび開発元のPupuya Gamesは、10月26日に『リトルウィッチノベタ』のPatreonを開設。同サービスを通して支援金を募っており、今回のQ&AもPatreonの開設に伴い公開されたものだ。Q&Aによると、Patreonによって集まった資金は、3Dモデル/エフェクト/音楽などを向上させるなど、ゲームをより良くするために使用する。
また正式リリース時には、ストーリー部分も強化。ストーリーが補強されることで、『リトルウィッチノベタ』の続編も目指していくという。そのほか『リトルウィッチノベタ』をゲームだけでなくIPとして、アニメ/マンガ/小説としても展開しようと考えているそうだ。
早期アクセス開始時には、「リトルウィッチノベタの開発はもう三年近く、その間作者の収入はほとんどありません、なので早期アクセスを採用してゲーム開発をサポートするつもりです。」と切実な懐事情も覗かせていた本作。その後、発売から50日で15万本の累計販売本数を達成。今回のQ&Aの最後には「ゲームは必ず完成します。」と力強いコメントもあり、開発自体が危ういのではなく、クオリティアップのためにPatreonの支援金は使われるのだろう。Patreonでは、最安値の3ドル、限定画像が見れる5ドル、不定期に実機プレイ映像も公開されるという10ドル、3つのTierで寄付が募られている。なお、現在本作には第3ステージまでが実装されているが、Twitterでは第4ステージ以降の制作状況も一部報告されている。
『リトルウィッチノベタ』は、Steamにて早期アクセス配信中だ。