ヤクザシム『Yakuza Empire』発表。東京を舞台に組事務所を運営し、ターン制の抗争に若い衆を差し向ける

パブリッシャーのPlayWayは8月4日、『Yakuza Empire』をPC向けに発表した。『Yakuza Empire』は、1990年代の東京を生きるヤクザをテーマにしたシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのPlayWayは8月4日、『Yakuza Empire』をPC向けに発表した。発売日は未定。本作は、1990年代の東京を生きるヤクザをテーマにしたシミュレーションゲームだ。

『Yakuza Empire』にてプレイヤーは、親分として自らの組を率る。惨殺された先代の親分の跡を継いだ立場にあり、その復讐を果たして先代の名誉を回復することが最終的な目標となる。そのためには、ヤクザ組織としてしっかりとした土台を築き、力をつけていく必要があるだろう。まずは、忠誠を誓い手足となって働いてくれる若い衆を雇い、さらに鍛え上げるのだ。ゲームを進める中ではさまざまな種類のシゴトが待っているようで、それぞれのスペシャリストを育てていくことが勝利のカギとなる。

拠点となる組事務所の運営は、本作のゲームプレイにおける大きな要素のひとつ。ここでは一棟のビルの各部屋の様子が見えるサイドビューで表示され、部屋を購入して拡張させていく。部屋を住居に改装すれば、雇うことのできる構成員の最大人数が増え、トレーニングルームにすれば若い衆を鍛えることができる。鍛えたい内容によって異なるトレーニングルームが用意されているようだ。また、トレイラーでは居酒屋や厨房も確認できる。副業として店を経営して収入を得ることができるのかもしれない。

組のビジネスは事務所ビル以外でもおこなう。トレイラーでは港にてドラッグを船に積み込んだり、工場に物資を運ぶ様子があり、ビジネスを拡大させていく要素があると紹介。組の運営においては、借金で苦しむことのないよう賢い投資判断が求められるとのことだ。


ほかのヤクザ組織との抗争はターン制で展開する。トレイラーでは、障害物や高低差のあるマップにてバトルをおこなう様子が確認でき、またスクリーンショットでは移動や待機、近接攻撃、射撃といった行動に加え、攻撃力の異なる銃を使い分けられることが分かる。敵の近くにあるガソリンタンクを狙って撃つ場面もあり、環境を活かした戦いを楽しめるのだろう。また、敵のアジトと思しき建物内では、部屋から部屋へと移動しながら敵を仕留めていく。こちらもターン制で進行するようだ。そのほか、拉致した敵の構成員を拷問するシーンも見られる。

シゴトをこなしビジネスをおこないお金を稼ぐ中では、贅沢を楽しむ要素も用意されている模様。現時点では詳細は不明だが、そうした消費行動によって、ほかの人間に対して何らかの影響を与えることになるそうだ。


『Yakuza Empire』はPC(Steam)向けに開発中。発売日は未定だが、Steamのストアページによると日本語音声・字幕に対応するとのこと。開発を担当するRockGamesは、本作以外にもステルスアクションゲーム『Ninja Simulator』などを手がけている(関連記事)。同作もまた日本をテーマにした作品であり、ポーランドのデベロッパーがヤクザをどのように描くのか興味深い。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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