『あつまれ どうぶつの森』流行の最先端は「シンクロナイズド飛び込み」。無人島の海を席巻するマリンスポーツと、ちょっぴりバグも
現実では安定しない天気が続くこのごろだが、『あつまれ どうぶつの森』ではすっかりサマーシーズンが到来している。7月3日に配信された大型アップデート以来、青い空の下で遊泳をエンジョイしている島民諸氏も多いことだろう。40種類追加された海の幸を黙々と集めているだけでも楽しいが、素潜りはマルチプレイで友だちと一緒に行うこともできる。そこで一部のユーザーは新たなアクティビティを編み出し楽しんでいるようだ。ずばりシンクロである。
TwitterユーザーのSlamuel L. Jackson氏が投稿したのは、友人と通信中にたまたま撮影できたという動画。飛行場のデッキから勢いよく、ぴったり同じタイミングでダイビングを決めている。お揃いの黒白マリンスーツがなんとも可愛らしく、同時に立ち上る2本の水煙が爽やかなクリップだ。こうしたアクシデントはマルチプレイ中のサプライズとしていい思い出になるだろう。
こちらはより技巧的な作品だ。TwitterユーザーFish氏はこの動画を撮影するために友人と練習を重ねたのだという。言葉に違わずそのダイビングは芸術的な出来栄えで、スピーディな助走をつけながらも同期率は100%。互いに交差するラインを描きながら、空中ひねりを加えて見事なシンクロ飛び込みを魅せている。まさにスポーツといっていい完璧なクオリティだ。
実装前からすでに注目を集めていた「飛び込み」。6月にアップデートが告知された際は、アナウンス映像における華麗なダイビングシーンが切り取られTwitterに投稿された。該当ツイートは2万6000いいねを集めたほか、飛び込みを使ったコラージュ画像も大量に作られ一躍ネットミームとなった(関連記事)。入水する直前の一瞬ながら、短い手足を駆使して大胆に海へダイブする姿はかなりキュートなモーションといえる。こうした流れもあって、実際に飛び込みを利用した遊びが生まれるのも頷ける現象といえるだろう。
とはいえこうした美しいシンクロを実現するには、相当の努力もしくはラッキーが必要だ。友だちと通信したとき手軽に実現するには困難なアクティビティといえるかもしれない。一方で、実はあるシーンで多くのプレイヤーたちがシンクロを決めたという報告が上がっている。
素潜りで海の幸を獲得した際、ふたりのプレイヤーが同時に同じターゲットを獲得するというシーン。かなり貴重な場面に思えるが、実はネット上では「ひとつの影をふたりがかりで捕まえたら、同じ海の幸が獲れた」という報告が複数上がっている。かなりの頻度で発生していることから一種のバグ、あるいはバグ対策の仕様ではないかという声も上がっているようだ。詳しいことは不明だが、揃いも揃って捕まえたものを見せびらかしてくるむらびとは得意げで愛らしい。
なお素潜り関連のバグでは、操作キャラが永久に潜水したまま浮上してこない「溺死バグ」もささやかれており安定しない面もある。とはいえこれらは今後のアップデートとともに改善されていくだろう。公式が提供する遊びもさることながら、ユーザー発の楽しみ方も続々と飛び出す『あつまれ どうぶつの森』。まだまだ夏は始まったばかり、今後のマリンシーンにも注目していきたいところだ。