ローグライク×TPS『RETURNAL』発表。 PS5の機能をふんだんに使った野心作に
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)とフィンランドのゲームスタジオHousemarqueは6月12日、「PS5-THE FUTURE OF GAMING」内で『RETURNAL』を発表し、アナウンストレイラーを公開した。PS5独占タイトルとなるようだ。
『RETURNAL』はローグライク要素ある横スクロール・アクションゲームと、サードパーソンシューターを組み合わせたゲームになるという。プレイヤーは死亡するたびに様子が変化する惑星で、敵と戦わなければならない。
PS5の機能を生かしたゲームプレイも特徴で、アダプティブトリガーを使い直感的に発射モードを切り替えることができ、死んでしまった後もすぐにアクションに戻ることができるという。アダプティブトリガーはPS5用コントローラーDualSenseのトリガーボタンに搭載された機能。ゲームの状況に応じてトリガーの抵抗が変化するといったことが可能だ。また本作はPS5ならではの3Dオーディオ技術にも対応しており、プレイヤーを取り巻く異世界への没入感を高めてくれる。
『RETURNAL』の主人公は、謎の惑星に不時着した女性の科学者となるようだ。主人公はこの惑星で何度死んでは蘇ることを繰りかえす。ローグライクという説明にあるように、彼女が死んで蘇るたびに惑星は毎回その姿を変化させるようだ。アナウンストレイラーでは、戦闘はサードパーソンシューティングで行われている。不気味な敵が彼女の前に立ちはだかり、大量の弾幕を放つ様子も確認できる。死ぬことさえ許されない主人公が、自身の狂気とも戦いながら惑星を探索するストーリーとなるようだ。
本作『RETURNAL』を開発するゲームスタジオHomemarqueは、20年1月にバトルロイヤルゲーム『STORMDIVERS』の開発を中断して、別途開発中のAAAゲームへ注力すると報じられていた。そのときは未公表のパブリッシングパートナーのサポートを受けつつ、プロジェクトを進めていくとしていた。結果的にSIEがパブリッシャーとなった『RETURNAL』。本作は、『RESOGUN』などSFな世界観で展開される2Dのシューティングゲームを得意としてきたHomemarqueらしさが感じられるゲームになっているようだ。さらなる続報を待ちたい。