『マインクラフト ダンジョンズ』ヒットの予感。ニンテンドーeショップでは『あつ森』の牙城崩す
『マインクラフト ダンジョンズ』がヒットしているようだ。同作はダウンロード専用タイトルとして販売されており、かつメーカー発表がないので、正式な数字は出ていないものの、Nintendo SwitchおよびXboxストアで数々のタイトルを上回り首位に君臨しているとして、注目されている。
『マインクラフト ダンジョンズ』はMojang Studiosを中心に開発されたダンジョン探索ゲーム。対応プラットフォームはPC/PS4/Xbox One/Nintendo Switch。『マインクラフト』の世界観をベースとしており、プレイヤーは英雄として「邪悪な村人の王」の討伐を目指す。ダンジョンに潜り武器や防具などのアイテムを集めながら、ステージをクリアしていくのだ。クモやクリーパー、エンダーマンなどおなじみの敵キャラが登場したり、TNTやエンチャントといったシステムを導入しつつも、別ジャンルの作品に仕上げられている。それぞれ性能の異なる装備を付け替えながら進んでいく、ハクスラ的要素を持つ作品でもある。
『マインクラフト ダンジョンズ』は、軽めのハクスラ要素を持つ遊びやすいゲームとして評価を固めつつある(弊誌レビュー記事)。評判は上々でかつ『マインクラフト』IPの後押しを受け、全世界で遊ばれているようだ。日本のTwitterでも、発売日にはトレンド入りを果たしていた。この度話題になっているのは、各国のニンテンドーeショップにて『あつまれ どうぶつの森』の牙城を崩したからだろう。
2020年最大のヒット作である『あつまれ どうぶつの森』は、発売以来ニンテンドーeショップの首位を守り続けていた。しかし6月に入り、アメリカ・イギリス・日本といった主要国の「すべてのソフト」のランキングにて、『マインクラフト ダンジョンズ』が1位に君臨。『あつまれ どうぶつの森』が2か月近くトップをひた走ってきたが、『マインクラフト ダンジョンズ』がこの大ヒットタイトルを上回っている。
同様の現象は、Xbox One版でも確認できる。マイクロソフトストアのアメリカのランキングでも、『マインクラフト ダンジョンズ』はセール中の『Call of Duty: Modern Warfare』『Maneater』を上回り首位に居座っている。
『マインクラフト』のダンジョン探索ゲームとして発売され、順調なスタートを切っているように見える『マインクラフト ダンジョンズ』。今後もコンテンツが拡張される予定で、ジャングルが舞台のDLC「Jungle Awakens」は7月に配信予定。雪山が舞台のDLC第2弾「Creeping Winter」は、2020年内に配信予定。クロスプラットフォームプレイ対応についても進められている。なおModへの対応予定はないそうだ。