戦場バトルシミュレーション『Total Tank Simulator』Steamにて配信開始。ユニットの直接操作もできる、WW2をベースにした作品
パブリッシャーの505 Gamesは5月21日、『Total Tank Simulator(トータル・タンク・シミュレーター)』を配信開始した。対応プラットフォームはSteamで、価格は税込1980円。5月28日までの1週間は、10%オフの1782円で購入できる。
『Total Tank Simulator』は、直接操作も可能なユニットを配置して戦わせる、第二次世界大戦バトルシミュレーションゲームだ。第二次世界大戦に参戦した国の中から、イギリス、アメリカ、ポーランド、フランス、ドイツ、ソビエト連邦の6か国が登場。サハラ砂漠や一面雪に閉ざされたシベリアなど、物理演算とローポリゴンなグラフィックで描かれた50種類以上のマップで、配置されたユニット同士が戦いを繰り広げる。
戦場ではプレイヤーはコマンダーとして、自軍のエリア内にユニットを並べていく。各ユニットには、武器や体力・装甲ポイントなど、強さに応じてコストが設定されている。戦場にはコストの制限があるため、各ユニットの配置やコストを考えつつバトルフィールドに部隊を展開し、最後までユニットが残っていた陣営が勝利となる。バトルが始まると、配置したユニットが自動的に目の前の敵を殲滅しようと動くため、細かな指示を出す必要はない。また、戦闘中はユニットを選択して自分で操作することも可能。前線を走る戦車から、後方から敵を狙い撃つ砲台まで、事前に配置したユニットを兵士の視点から操って、自ら戦えるわけだ。
操作中には、戦車から降りて歩兵として戦ったりといったプレイもできるようになっている。本作には、戦車、航空機、歩兵、砲台、工場や飛行場など、大まかなカテゴリに分けて多数のユニットが登場。同じカテゴリでも、たとえばソ連の戦車ならT-34やKV-4など、国によって違う戦車や航空機が用意されている。また特殊戦車や機密カテゴリには、敵に向かって突撃し自爆する神風戦車や、ナチスの秘密兵器ディグロッケといった、走る棺桶を含めたイロモノもあり、架空の戦場を作り上げることもできる。
ゲームモードは、各国の指揮官として史実に基づいたマップで他国と戦い、勝利によって獲得した資金やリソースを元に研究を進め、自軍を強化しながらシナリオのクリアを目指す戦役モード。自由に配置した部隊同士を戦わせるサンドボックスモード。自分が前回配置した部隊を相手に戦いを繰り返していく影モードの3種類。基本的には真面目だが、ちょっとしたユーモアも含んだ第二次世界大戦モチーフの戦場シミュレーションゲームになっている。
本作は、ポーランドのデベロッパーNoobz From Polandが、2016年に開発を開始したタイトル。現在Steamのストアページでは、229件のユーザーレビューを経てほぼ好評を獲得している。『Total Tank Simulator』は、Steamにて配信中だ。