Quantic Dreamが、Twitch用の拡張機能「Detroit: Community Play」を発表。ストリーマーのプレイにリアルタイムで影響を及ぼせる

 

Quantic Dreamは5月19日、Twitch限定の無料インタラクティブ配信エクステンション「Detroit: Community Play」を発表した。「Detroit: Community Play」の詳細は、日本時間で5月26日午前3時から放送されるライブ配信内にて発表およびプレビューが実施されるという。

「Detroit: Community Play」は、同スタジオの傑作ADV『Detroit: Become Human』を制作したチームがデザインし、ライブマルチプレイ要素を取り込んだTwitch限定の拡張だ。ストーリー上の要所で提示される150以上の質問に答え、ストリーマーのプレイにリアルタイムで影響を及ぼせるという。

ゲーム系配信プラットフォームTwitchでは、チャットを使った多数決により次の操作を決定し、ゲームプレイを進めていく配信番組「Twitch Plays」が、『ポケットモンスター』シリーズから『DARK SOULS』シリーズまで幅広いタイトルで行われてきた。詳細は不明ながら、「Detroit: Community Play」がストリーマー向けの拡張であることを踏まえると、「Twitch Plays」と似たような仕組みでストリーマーがプレイしているゲームへ直接関われるものなのだろう。

Twitch内Twitch Playsタグのスクリーンショット

またQuantic Dreamは、公式ライブチャンネルの開設を発表しており、5月26日午前3時から初ライブ配信が予定されている。配信には、Quantic Dreamスタッフやゲーム業界のベテラン司会者2名が自宅から参加し、『Detroit: Become Human』PC版を発表してからの1年を振り返るという。同作の2周年記念として、主人公コナー役を務めたブライアン・デッカート氏とその妻であるアメリア・ローズ・ブレア氏(トレイシー役)も自宅から番組内へ登場。撮影時のエピソードや質問に答えるほか、『Detroit: Become Human』内の最初のチャプター「The Hostage」を使ったデモンストレーションを行い、ゲームのシステムやストリーマー向けにインストール方法を説明するそうだ。

*先日から『Beyond: Two Souls』をプレイしているブライアン氏とアメリア氏の夫妻

『Detroit: Become Human』は、人と変わらない外見と知能を持ったアンドロイドが開発され、社会に組み込まれた2038年デトロイトを舞台に描かれるADVゲーム。アンドロイドによって人が労働力を手に入れた一方、人とアンドロイドの軋轢やアンドロイドによる事件など新たな問題も発生しており、そうした社会情勢を背景に人とアンドロイドの関わりや、命のあり方が紡がれていく。『Detroit: Become Human』はPlayStation 4/PC向けに発売中だ。また、Quantic Dreamによるライブ配信は、5月26日3時からTwitchを含めた各配信サイトにて行われる。