『League of Legends』の世界大会「2015 World Championship」の開催形式が発表

Riot Gamesはかねてより2015年10月の1か月間をかけて行うとしていた世界大会「World Championship(以下、Worlds)」の開催形式概要を8月19日に発表。現在各地域で行われている、地域代表選出後の配置枠が明らかになった。

Riot Gamesはかねてより2015年10月の1か月間をかけて行うとしていた世界大会「World Championship(以下、Worlds)」の開催形式概要を8月19日に発表。現在各地域で行われている、地域代表選出後の配置枠が明らかになった。

大枠は例年と変わらず、2015 Worldsは大きく2つのステージに分けて開催される。まず総当り戦のグループステージが行われ、グループ内で勝利数の多い上位チームが勝ち抜きトーナメント方式のノックアウトステージに上がる。ノックアウトステージを最後まで勝ち抜いたチームが、今年の『League of Legends』世界王者の座につくことになる。

グループステージ

Worlds出場チームはまず、Pool 1~4の分類に分けられる。これらの分類は以下のようになっている。

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Pool 1:北米1位、ヨーロッパ1位、中国1位、韓国1位
Pool 2:台湾・香港・マカオ1位、韓国2位、中国2位、北米2位、台湾・香港・マカオ2位、韓国3位、中国3位、ヨーロッパ2位
Pool 3:北米3位、ヨーロッパ3位、IWC1位、IWC2位

このPool区分の中で、Worldsのグループ分けであるA、B、C、Dのどのグループに入るのか抽選会が行われることとなる。抽選会の結果、同地域から出場した複数のチームが同じグループに入った場合、片方のチームは次のグループに送られることとなる。

グループステージでは、4グループそれぞれの中で各チームが互いに1回ずつ戦う総当り戦が行われ、最終的に各グループの上位2チームが次のノックアウトステージに進むこととなる。グループステージでの勝利数が等しく、上位2チームが選出できない場合は、タイブレーカーが行われることになるだろう。

ノックアウトステージ

昨年までのWorlds後半戦では、どのグループの何位であるかにもとづき、事前に決められた勝ち抜きトーナメントの準々決勝枠に配置されるという方式だったが、今年のWorldsではこの点が大きく変更される。今年のWorldsでは、グループステージを勝ち抜いたチームが決定すると、準々決勝枠の配置は生中継の抽選会で決定されるのだ。

ノックアウトステージ配置の一例。一例であって、この組み合わせでノックアウトステージが行われるわけではない。
ノックアウトステージ配置の一例。一例であって、この組み合わせでノックアウトステージが行われるわけではない。

抽選はまずグループ1位のチームがくじを引き、次にグループ2位のチームがくじを引く。ただし、「グループ1位のチームの対戦相手は必ずグループ2位のチームとなる」、「同じグループからノックアウトステージに進出したチームは、両方が準々決勝を勝ち抜いた場合に準決勝で当たらない枠に配置される」という2つのゴールデンルールが決まっており、抽選が進んで配置の余地がなくなってくると、このルールにもとづいて自動的に配置が決定されることになる。

ノックアウトステージの試合は全てBo5(Best of 5、3本先取)で行われる。

現在Worlds出場が決定しているチーム

各地域のリーグでは、Worlds出場チームが続々と決定している。北米からはTeam SoloMid、ヨーロッパからはFnatic、台湾・香港・マカオからはahq e-Sports ClubとFlash Wolves。中国からはLGD Gaming、韓国からはSK Telecom T1。出場枠全16チームの中でもまだまだ空いている枠は多く、現在も世界のいたるところで熱戦が繰り広げられている最中である。また、今月末にはInternational Wildcard枠に出場するSecondary Regionのチームを決定するIWCTが行われる

王者を決める戦いに向け、世界中のLoLファンが目を向ける場所は、どんどん一点に集まっていく。グループステージの詳細が9月中に発表されるのが楽しみである。

Sawako Yamaguchi
Sawako Yamaguchi

雑食性のライトゲーマー。幼少の頃からテレビゲームに親しむが、プレイの腕前は下の下。一時期国内外のTRPGに親しんでいたこともあり、あらゆるゲームは人を楽しませるだけでなく、そのものが出発点となって人と人を結びつけ、新しい物語を作る力を持っていると信じている。2012年から始めた『League of Legends』について、個人ブログやTwitterにて日本語で情報発信を続けている。

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