サムライニンジャサイバーパンクアクション『Ronin 2072』開発中。ネオ東京で繰り広げられる怪しげな戦い

『Ronin 2072』は元サムライの暗殺者が、ネオ東京の夜を駆けるサイバーパンクアクションゲーム。『Ronin 2072』の舞台は、レイヤードシティと呼ばれるネオ東京の都市だ。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第657回は『Ronin 2072』を紹介する。

『Ronin 2072』は元サムライの暗殺者が、ネオ東京の夜を駆けるサイバーパンクアクションゲーム。アメリカのインディーゲームデベロッパーCriminal Gamesが、Unreal Engine 4を採用して開発中の作品である。本作の舞台は、レイヤードシティと呼ばれるネオ東京の都市。主人公は、もともとは主君の居ない侍だった。ある日、暗殺者へと転職して、契約にしたがい、街の不浄を一掃する任務を請け負い戦いを繰り広げる。戦いのロケーションとしては、ギャングやホームレスによって占拠され、一般市民が近寄らないようなビルなどのロケーションが用意されているそうだ。

ゲームプレイでは、胡乱なネオンサイン輝くサイバーパンクシティで、カタナや銃を携え任務を遂行。自由なスタイルの移動と戦闘にフォーカスを当てて開発が行われており、元サムライの主人公はビルの壁面を走ることや、高速なダッシュも可能。正面から敵を倒すだけでなく、ステルスプレイも含めたさまざまな方法で任務を遂行できるように設計されている。また、本作にはローグライクの要素も導入されている。具体的にはパーマデス、ランダム生成の契約(ミッション)、プログレッションシステムなど。装備の改造、アビリティ、コスチュームのカスタマイズといった要素も搭載。難易度選択も導入されているため、誰でも遊べるようになっているそうだ。

公開されているティザートレイラーでは「浪人の約束は始まっている」という直訳風のメッセージから始まり、ナイットシェード、カイル・スタイル、加藤ケイの投資会社などの絶妙に怪しい日本語が並ぶ。元サムライで暗殺者の主人公や、ネオ東京が舞台な点も含め、少しズレた日本感も『Ronin 2072』の魅力と言えるだろう。

『Ronin 2072』を開発しているのは、カリフォルニア州在住のゲーム開発者FirstCrimson氏。FirstCrimson氏はいずれも未完成ながら、「ソードアート・オンライン」に影響を受けたオープンワールドファンタジーRPG『Blades of Orterra』、上半身裸のハゲ男がファンタジー風の世界を冒険する『Crimson’s Fantasy』といった作品を開発してきた人物である。また同氏は、配信プラットフォームTwitchでストリーマーとしても活動しており、開発中の作業風景を配信中。動画サイト上には、開発模様や進捗が公開されている。本作が気になる方は、これらをフォローしておくとよいだろう。『Ronin 2072』は、Steamでのリリースを目指し開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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