魔法学校生活ゲーム『Witchbrook』久々の新情報公開。魔法学校生活を存分に楽しめるRPGは、さらにグラフィックが可愛らしく

インディーパブリッシャーChucklefishは4月3日、同社が現在開発中の『Witchbrook』の公式ホームページを開設し、新情報を公開した。タイトル名が決定してはや2年。長きにわたる沈黙を経て、情報が公開された。

インディーパブリッシャーChucklefishは4月3日、同社が現在開発中の『Witchbrook』の公式ホームページを開設し、新情報を公開した。タイトル名が決定してはや2年。長きにわたる沈黙を経て、情報が公開された。見たところ、グラフィックが大きく変化しているようだ。以下、今回発表された新情報をまじえてゲームを改めて紹介する。

『Witchbrook』は、魔法学校の生活を体験するゲームだ。斜め見下ろし視点のピクセルアートグラフィックで、魔法学校と街での生活を贅沢に描くという。本作では、プレイヤーは魔法学校の生徒として、勉強したり他者とふれあいながら成長していく。自己鍛錬に励んだり、同級生や街の人と仲良くなったり、授業に出席したりして課題をこなしてもいい。学校生活においてはできることの幅も広く、釣りや魔法の作物の栽培(要するに農業)、謎のキノコの採取など課外活動にも精を出そう。秘密の呪文を会得し、一生モノの友人をつくり、そして学校の秘密を解き明かすのだ。詳細は不明ながら、恋愛要素も存在するという。

これまでざっくりとした概要のみが発表されてきた本作であるが、かなり具体的なゲーム内容が見えてきた形。また3枚のスクリーンショットも公開されている。以前のスクリーンショットはトップビューであったが、クォータービューへと変更。より世界が立体的に可視できるつくりとなっている。3枚のスクリーンショットでは、プレイヤーが学校内で調合している様子、作物施設らしき場所での様子、そして街にいる様子が確認できる。ピクセルアーティストのポートフォリオを、そのままゲームに落とし込んだかのようなスクリーンショットである。ビジュアル面に関しては、大幅な作り直しがおこなわれたことに間違いないだろう。

FAQには「いつ発売になりますか?」という質問も設けられている。Chucklefishは、「完成まではまだまだ」としながらも、世界を生み出すために現在懸命に取り組んでいるとしている。また同社はクランチゼロを掲げており、時間をかけてでも開発者が健康であり休ませられるような環境を保ち、そうした環境が良いゲームを生み出すと信じているともコメントしている。なおChucklefishは、以前無償労働などを元スタッフから糾弾されていた(関連記事)。

2018年時点でのゲーム画面
2018年時点でのゲーム画面

Chucklefishといえば、かつて『Stardew Valley』の販売を担当し、『Starbound』『Wargroove』の開発・販売を手がけるパブリッシャー。以前のスクリーンショットは『Stardew Valley』寄りであったが、今回発表されたスクリーンショットでは、よりオリジナリティのある絵面になっているだろう。『Starbound』チームも今作の開発に参加している。また販売のみの担当であったが『Stardew Valley』を間近に見ていたスタジオは、同作からのエッセンスを少なからず受けていることだろう。今後の展開を楽しみにしておこう。ちなみに『Witchbrook』の発売プラットフォームは、未定とのこと。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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