『逆転裁判123 成歩堂セレクション』でディレクターを務めた児玉真佑氏がカプコン退社を報告。『流星のロックマン』シリーズなど、多数の作品に関わってきた人物

『逆転裁判123 成歩堂セレクション』でディレクターを務めた児玉真佑氏がカプコン退社を報告。『流星のロックマン』シリーズや『ロストプラネット2』など、多数の作品に関わってきた人物。

『大逆転裁判』シリーズなどにスタッフとして関わってきた児玉真佑氏が、3月2日にカプコンからの退社を発表した。同氏のツイートによれば、カプコンを退社したのは2月末。新たなチャレンジのために退社し、今後は外から逆転裁判シリーズを応援したいと語っている。

児玉真佑氏は、これまでカプコンで『流星のロックマン』シリーズ、『大逆転裁判』シリーズなどに関わり、2019年に発売されたリマスター版『逆転裁判123 成歩堂セレクション』ではディレクターを担当した人物だ。カプコンの過去作品からクレジットを参考に経歴をたどると、児玉真佑氏は2004年に発売された格闘ゲーム『CAPCOM FIGHTING Jam』にプランナーとして参加した後、2005年発売のゲームボーイアドバンス用ソフト『ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ・電脳獣ファルザー』で企画を担当。

『ロックマンエグゼ』シリーズの後継作『流星のロックマン ペガサス・レオ・ドラゴン』にも企画としてたずさわり、『流星のロックマン2 ベルセルク×シノビ・ベルセルク×ダイナソー』および『流星のロックマン3 ブラックエース・レッドジョーカー』ではシナリオとして名を連ねている。また、『流星のロックマン ペガサス・レオ・ドラゴン』ではレジェンドマスターシンとしてゲーム内に登場したり、イベントMCとしてステージへの出演も行っていたそうだ。

その後は、2010年に発売された『ロストプラネット2』にAkrid Planningとして参加。『レイトン教授VS逆転裁判』にGame Design担当として関わった後は、『大逆転裁判』シリーズにたずさわり、『逆転裁判123 成歩堂セレクション』ではディレクターとして名作を高解像度化し、現在に蘇らせた。また、児玉真佑氏のツイートによると最後の仕事は『大逆転裁判』シリーズへ向けて送られたバレンタインのチョコレートの集計と、スタッフへの配布だったという。

カプコンのスタッフとして、多くの作品に関わってきた人物だけに、遊んだことのあるタイトルが含まれている方も多いだろう。児玉真佑氏の新たなチャレンジについては語られていないが、同氏の今後の活躍にも期待したいところだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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