『ファイナルファンタジーVII リメイク』オープニングムービー公開。リアルになった街の様子や、幼いエアリスらしき少女の姿も

スクウェア・エニックスは2月14日、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のオープニングムービートレイラーを公開した。

スクウェア・エニックスは2月14日、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のオープニングムービートレイラーを公開した。公開された映像は、ゲーム本編のオープニングムービーを使用したトレイラー。新たな登場人物などは映されていないが、先のゲーム展開を想起させたり、これまでよりもしっかり街の様子を映したものになっている。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、1997年にPlayStation用として発売された『ファイナルファンタジーVII』のリメイク版。スクウェア・エニックスから、4月10日にPlayStation 4向けとして発売予定の作品だ。5分間のオープニングムービーでまず目を惹くのは、昼のミッドガルがじっくり映されるシーン。

立ち並ぶビルの数々と工場の排煙、ハイウェイに掲げられた六番出口の出口案内、その下にある都市と暮らす人々の姿、自転車に乗りどこかへと向かう子供たち、枯れた草花、遠くに浮かぶ魔晄の輝き。現実の都市さながらのリアルな光景を描きつつ、どこか違う世界が表現されている。ミッドガルの日常や、建物がじっくり映されているのは興味深い。

また、不穏なBGMが流れ、子どもたちが公園で遊んでいたシーンでは、オジリナル版『ファイナルファンタジーVII』の六番街の公園にあった遊具とよく似たものが登場している。同シーン中で魔晄炉を見つめる少女も、どこかエアリスと似ている気がするが、このシーンはいつのものなのだろうか。

その後の映像は、オリジナル版のオープニングをかなり意識したものだろう。エアリスが人とぶつかってしまい、花を落としてしまうシーンはリメイク版で追加されたものだが、LOVELESSと書かれた看板が掲げられた建物や、その後のカメラが引いていく中で映り込む特徴的な建物は、オリジナル版にも登場したもの。2020年の作品として相応しい映像に仕上がっており、カメラワークなど細かな部分で差はあるものの、ここがミッドガルであることは疑いようもない。

また、ミッドガルの広域が映されたシーンでは、ハイウェイを走る車のライトが動いているようにみえる。1作目では、ミッドガルのシーンが収録されているというが、そのミッドガルについてはかなり詳細に作り込まれているのだろう。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』の通常版の価格は税別8980円。主人公クラウドのフィギュアが付属する限定版は、税別3万3980円。また、本作の解説書「ファイナルファンタジーVII リメイク アルティマニア」が、4月28日に発売予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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