『ポケモン』ライクなMMOモンスター育成ADV『TemTem』、今晩からSteam早期アクセス開始。仲間と共に最強のテムテムテイマーを目指せ
スペインに拠点を構えるインディ―スタジオCremaは1月21日、現在開発中のアドベンチャーゲーム『TemTem』の早期アクセスが今晩(日本時間1月22日午前3時)から開始予定であることを発表した。パブリッシャーはHumble Bundle。対応プラットフォームはPC(Steam/Humble)。公式ツイートによると、価格は3599円。日本語には対応済みだ。
『TemTem』という作品は、率直に言ってしまえば『ポケットモンスター』シリーズのフォロワーにあたるアドベンチャーゲームだ。舞台となる空に浮かぶ大地「空中諸島」には不思議なモンスター「テムテム」たちが生息しており、プレイヤーはテイマーとして彼らを育成し、テムテムバトルーー「2vs2で行うターンベースのバトル」ーーを通じて勝敗を競う。システムにはテムテム同士の「シナジー」と、HPとは別に技を使用するたび減少する「スタミナ」というゲージが設定されており、他の類似作品とは一味違った戦いが楽しめるようだ。勝負に勝つためには、より強い個体同士を交配し、タマゴから育て上げることが肝要だろう。
空中諸島には8つの道場とその主「テムテムリーダー」が点在しており、彼らを全員打ち破ることで最強のテムテムテイマーになることが本作の目標である。また島で暗躍する、邪悪な野望を内に秘めた集団「ベルソート派」との戦いも作中における達成すべき目標として掲げられている。
モンスター育成を柱とする作品において醍醐味のひとつといえば、オンラインを通じて見知らぬプレイヤーと育成したモンスターを戦わせたり、手に入れたモンスターを交換することだ。そして例のごとく、「TemTem」にもその機能は備わっている。だが決定的に違う点がひとつ。本作はなんと通信対戦だけではなく、協力プレイが可能なのである。プレイ中はフィールド上にリアルタイムで他のプレイヤーが表示され、いつでも対戦/交換を申し込むことができるほか、ストーリー中のバトルなどに参戦可能。顔も知らぬテイマーと旅を楽しむこともできる。また、主人公の外見や、拠点となる住居のカスタマイズなど、MMOならではのカスタマイズ要素も存在する。
製品版のリリース予定日に関しては「守れない約束をするようなものなので逆に良くない」と明言を避けているが、おおよそとして2021年第2四半期(2021年4月〜)以降を目処としているようだ。早期アクセス段階においては製品版の50%、つまり「3つの島と80種類のテムテム」という、全体として20時間分のゲームプレイ内容が詰まっている。オンライン要素の基本部分はフルで遊ぶことができ、エンドコンテンツとしてのクエストやイベントも用意されている。
開発を手掛けるCremaは前作『Immortal Redneck』の開発経験から、制作初期段階におけるプレイヤーコミュニティの意見の重要性を認識し、この度早期アクセスに踏み切ったとのこと。モンスター育成系のゲームが好きな方はウイッシュリストに本作を投入し、興味があればDiscordを通じてコミュニティに参加してみるといいだろう。