『Re Painter』Steamにて500円弱で販売開始。イラストをぶつけて神絵師を倒す2Dアクションゲーム
個人開発者のこーひーあーる氏は1月12日、『Re Painter』をSteamにてリリースした。『Re Painter』は、描いたイラストを使って神絵師を倒す短編アクションゲーム。フリーハンドでの描画には、マウスやデジタルペンなどにも対応。価格は498円、1月19日までの期間は10%オフの448円で購入できる。ゲームエンジンには、Unityが採用されている。
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『Re Painter』は、売れないイラストレーターであり、残念なセンスの持ち主である少女が、KAMIESHIと戦う見下ろし視点のアクションゲームだ。舞台となるのは、KAWAIIが正義でTOTOIが求められる世界。神絵師からイラストがかわいくないと率直かつ辛辣に言われてしまう少女は、そんなKAWAIIが正義である世界に疲れたのか、腹いせに最強のイラストレーター4人を倒しに行く。イラストレーターたちは、キュートなイラストを具現化させたり、アートの軌跡を弾幕のように放ったり、少女のクリエイター生命を絶ちにくる。こちらも対抗してペンで物理的に殴ったり、ゲーム中で描いたイラストの軌跡をぶつけて、神を討ち滅ぼそう。
具体的には、ペンで攻撃してゲージが溜まると必殺技が使用可能になり、必殺技としてセットしている作品が展開される。エディター上では、フリーハンドで作品が創作可能。真っ当なイラストはもちろん、自由な発想で技が生み出せる。また、綺麗な円や四角、シンメトリーや鏡合わせに線を描く機能なども搭載されていて、プレイヤーの絵心の有無に関わらず、インクの範囲内で神絵師討伐用の必殺技が創造できる。クリアまでのプレイ時間は1時間程度。キュートなグラフィックとキレの良いテキスト群、イラストの軌跡をぶつけあう一風変わったバトルによって、不思議な体験が描かれている。なお、最新の体験版は2019年12月にItch.ioにて公開されている。
開発者のこーひーあーる氏は、趣味でゲーム開発をしている人物であり、本作は同氏が約2年間かけて開発した作品だ。公式サイトによると、『Re Painter』の目標は神絵師への道を挫折した人に、もう一度筆を持ってもらうゲームにすること。作中の神絵師には一部辛辣なキャラクターもいるが、辛い台詞や絵を描くアクションも、イラストレーターには伝わるものがあると信じているそうだ。また、同氏はiOS/Android向けにも公開されているタワーディフェンス『ぱりんぱりん惑星』を含め、主にPCブラウザ上で動作するフリーゲームを多数公開している。