『バイオハザード レジスタンス』に登場する新キャラ「マーティン・サンドイッチ」の名前に注目集まる。ジルにゆかりのあるミームが由来か

 

カプコンは12月11日、『バイオハザード RE:3』『バイオハザード レジスタンス』の公式サイトを公開。先日の「State of Play」で披露された両作の新情報が明らかとなった。『バイオハザード RE:3』は、1999年に発売されたPlayStation用ソフト『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイク版。一方の『バイオハザード レジスタンス』は、以前より「PROJECT RESISTANCE」として情報公開されてきた4対1の非対称対戦サバイバルホラーゲーム。共に「ラクーンシティと脱出」をテーマとしており、『バイオハザード レジスタンス』は『バイオハザード RE:3』のオンラインコンテンツとして収録される(発表時の関連記事)。

*9月に公開された『バイオハザード レジスタンス』のプレイ映像

『バイオハザード レジスタンス』はラクーンシティを舞台とした非対称対戦サバイバルホラーであり、制限時間内にステージからの脱出を目指すサバイバー4人と、策略を巡らすことでそれを阻むマスターマインド1人に分かれてプレイする。アンブレラ社に連れ去られたサバイバーたちは、互いのスキルを駆使しながら共闘し、キーアイテムの入手といった目的を達成しながらステージをクリアしていく。一方のマスターマインドは、サバイバーと直接対峙するのではなく、監視カメラ越しに動向を把握し、罠の設置や、クリーチャーの配置によりサバイバーたちを妨害する。「スレイブ化」によりゾンビやタイラントを直接操作することも可能だ。

そして公式サイトでは、操作キャラクターたちのプロフィールが掲載。そのうち、サバイバー側の「マーティン・サンドイッチ」に注目が集まっている。マーティン・サンドイッチは、即席地雷とフラッシュバンによりクリーチャーを妨害する、サポートクラスのキャラクター。機械に詳しく、19歳にして医療設備会社でかなり良い職についていたが、スペンサー記念病院の設備修理に派遣された際に立入禁止の実験室を覗いてしまう。そうしたバックグラウンドはあれど、何より目を引くのは、「サンドイッチ」という苗字だろう。海外・国内向けの公式ツイートには、いずれもサンドイッチという名にツッコミが入っている。というのも、サンドイッチは『バイオハザード レジスタンス』とセットで発売される『バイオハザード RE:3』の主人公ジル・バレンタインとは切っても切れない関係にあるからだ。

https://twitter.com/RE_Games/status/1204847519420878856

初代『バイオハザード』では、舞台となる洋館の一室に仕掛けられたトラップにより、ゆっくりとせり下がってくる天井にジルが押しつぶされそうになる一幕がある。窮地に立たされたジルを救い出したのは、バリー・バートン。トラップ部屋から抜け出したジルに、「危ない所だったな、サンドイッチが出来上がるところだったぜ」と話す。このセリフは、英語では「危ない所だったな、ジル・サンドイッチになるところだったぜ(That was too close, you were almost a Jill sandwich)」となっている。当時のB級感満載な演技も影響してか、「ジル・サンドイッチ」は00年代に入ってからネットミーム化していった。

カプコン自身も、ジル・サンドイッチのミーム化は把握していたようで、『バイオハザード リベレーションズ2』の英語版では、壁に押しつぶされそうになる場面から脱出した際、主人公クレアが「もう少しでクレア・サンドイッチになるところだった(I was almost a Claire sandwich)」と発言。それに対し、同行していたモイラ・バートン(バリー・バートンの娘)は「まったく、バリーはその話をみんなにしているの?」と返す。カプコンは『デッドライジング』に「Jill’s Sandwiches」というお店を登場させたりと、サンドイッチネタには愛着があるようだ。

ジルとゆかりのある、サンドイッチの名を冠したマーティン・サンドイッチ。はたして彼もまた、『バイオハザード レジスタンス』にて押しつぶし系の罠にかかってしまうのだろうか。『バイオハザード レジスタンス』を収録した『バイオハザード RE:3』は2020年4月3日発売予定。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)となっている。

*『バイオハザード RE:3』『バイオハザード レジスタンス』ゲームプレイ映像付きの開発者メッセージ動画。ネメシス/追跡者の紹介もされており、『バイオハザード RE:2』のタイラント以上にさまざまな方法でジルを追い詰めていくという