『ボーダーランズ3』石泥棒グレことポーセリン・パイプボム、不具合として修正。バランス崩壊を招いていたグレネード

『ボーダーランズ3』石泥棒グレネードことポーセリン・パイプボムが不具合として修正された。ポーセリン・パイプボムは、『ボーダーランズ3』のバランス崩壊を招いていたグレネードだ。

Gearbox Softwareは9月27日、『ボーダーランズ3』の最新アップデートを配信した。今回のアップデートは、主に不具合の修正やパフォーマンスの改善を目的としたものだが、その中にはポーセリン・パイプボムの修正も含まれている。

ポーセリン・パイプボムは、石泥棒というサイドクエストの報酬として確定でもらえるレア区分のグレネードである。レア区分ながらレジェンダリー品をしのぐほどの凄まじい威力を発揮することから、多くのプレイヤーが頻用。特にモズの爆発&爆風ビルドとの相性が良く、最高難易度の敵やボスも瞬殺できてしまうことから懸念視されてきた。

今回のアップデートでは、ポーセリン・パイプボムの修正として、複数回に渡り爆発判定が出てしまう不具合が直された。開発者のコメント欄には「これでボーダーランズ・ユニバースの敵たちは、放射性のウンコ(radioactive poop)により一瞬で溶かされる心配をせずに済みます」と記されている。アップデート適用後に、ポーセリン・パイプボムを使ったマラソン地点として有名なグレイブウォード戦で検証したところ、確かに短時間攻略が可能な威力ではなくなっていた。今後ウンコを投げるプレイヤーは減っていくだろう。

そのほかの修正点としては、キラヴォルト戦にてフロア全体がシールドストーム攻撃の影響を受けうる問題や、巨人の足跡ミッションにて進行がブロックされる場合がある問題。ガーディアンランクが無効化される、もしくはガーディアンランクのトークンを失ってしまう可能性がある問題などが挙げられる。改善点としては、自販機が販売アイテムをレアリティ順に並び替えるようになったことや、クレイジー・アールのストアが改良されたことがリストアップされている。

同作では9月19日に配信されたアップデート(Hot Fixes)により、チュパカブラッチの戦利品ドロップ下方修正やトーグ社製スティッキーショットガンの弱体化が図られた(関連記事)。今回のポーセリン・パイプボムの修正を経て、ひとまず明らかなバランス崩壊に繋がる不具合や現象は直されていった印象だ。

5日間で500万本売り上げたヒット作『ボーダーランズ3』。10月には期間限定イベント「血まみれ収穫祭」が開催される予定である。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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