『ボーダーランズ3』アップデートにより、チュパカブラッチの戦利品ドロップ調整。フラックが頻用するトーグ社製のスティッキー系ショットガンも弱体化
Gearbox Softwareは9月19日、『ボーダーランズ3』のアップデートを配信した。今回のアップデート(Hot Fixes)は、オンライン状態で『ボーダーランズ3』のメインメニューを開くと自動的に適用される。Hot Fixesは緊急度の高い事象に対処するためのアップデートであり、『ボーダーランズ3』のアプリケーションを起動するたびにメモリ上に一時的に保管されるもの。コミュニティから指摘があがっているパフォーマンスの問題に関しては、現在取り組み中とのことだ。
今回のHot Fixesは、エンドコンテンツの戦利品ドロップや、経験値・戦利品マラソンとして頻用されているチュパカブラッチ、ルート・ティンクに関する調整がメインとなっている。またFL4K(フラック)の透明化ビルドで活用されているトーグ社製ショットガン(スティッキー系)も弱体化されている。ひとまずはバランス崩壊を招く項目を優先的に直したのだろう。
バランス調整:
– メイヘム・モードにおける戦利品ドロップ量をスケールダウン
– チュパカブラッチの戦利品ドロップを下方修正
– トーグ社製スティッキーショットガンの与ダメージ低下
– E-Techショットガンのエレメンタルダメージ低下
– ボレイシャス・キャノピーでの「エリジウムの塊」出現率低下
– マンション(ジェイコブス邸)におけるルート・ティンクの出現率低下
– トロイ・カリプソ戦での悲鳴音を削除
フラックのフェイド・アウェイやゲリラ・イン・ザ・ミストなどのスキルを軸とした透明化ビルドは、圧倒的な火力を誇っている。透明化ビルドと相性の良いトーグ社製ショットガンの弱体化により、フラックの力がやや抑えられることになるだろう。また本作は現在、石泥棒サイドクエストの報酬として手に入るポーセリン・パイプボムさえあれば、メイヘム・モードの敵も簡単に倒せてしまう状態となっている。今回調整が入ったチュパカブラッチ以外にも、グレイブウォード戦での経験値・戦利品マラソンが流行りつつあり、今後どこまで調整を図っていくのか気になるところである。
検証として、Hot Fixes適用状態でチュパカブラッチ(メイヘムIII)を10回倒したところ、レジェンダリードロップは1個のみという結果になった。Hot Fixes適用前は毎回のようにレジェンダリー品がドロップしていたため、かなり大幅な調整となっていることがうかがえる。なお今回のHot Fixesでは、バランス調整以外にもいくつかの細かな不具合修正が適用されている。セーブ地点であるNew-Uステーションについて、いくつかの地域にてチェックポイント通過判定距離拡大。「メリディアンの地下」ミッションにて初めて登場するガーディアンのレベル低下といった内容だ。